もうすぐ1月が終わる。「1月は行く」ってそのとおりですね。

今月はとてもとてもバタバタしております。
物理的にも、精神的にも。忙しかった。ヘロヘロです。

■立ち位置に直面する

とくにこのところ、自分のレベルの低さを痛感しています。
最近、Webメディアの世界でかなりキャリアを積まれ、確実に実力をお持ちな方(と私がいうのもおこがまし過ぎるくらい……)に文章を見ていただく機会に恵まれて、私としては決して手抜きではないつもりの文章を提出しました。

数日後、丁寧な総論的なコメントと、各論的なピンポイントの朱が入った原稿を返していただいた時、うなりました。

「私、スタートライン手前だこれ……」

もちろんその指摘の中には、マナトン(媒体によるマナー・トーン)的なものも若干含まれましたが、でもその僅かなもの以外は「どこに書くにしたってそらそうだよね」と納得の行くものばかり。
なにが「決して手抜きではない」だ、ちゃんちゃらおかしいわ、と自分に失笑しました。

しっかり指摘していただいて「成長のチャンス!」と嬉しい反面、その修正に変に悩み過ぎたのか、力み過ぎたのかして、いま「私の文章って、どんなだっけ?」状態に言葉が流れるように出てこなくなったんです。出てきても、リズムが悪い。このブログも眉間にシワ寄せながら書いてます。
絞り切った雑巾みたいに、心と脳みそが乾いてる。

まるでセンター試験の一週間前に現代文の問題がサッパリ読めなくなった高校生のときのよう……。
   
誤解の無いように付け加えますが、決して先方の指摘が厳しすぎたとかそういうことでは全くありません。極めて良識的で、的を得た指摘でした。お忙しい中時間を割いてくださり、感謝しかありません。その後起こったことは、私側の問題です。

■大きな勘違いに気づくのはショックだけど、意義深い

なんだかんだ言って、ライティングを始めて10ヶ月の間に、0から1くらいにはなったんじゃないかと思ってました。
仕事の記事のPVも悪くない、ブログのアクセス数も増えてきた、はてなブログはこの前初めてホットエントリ入りした……まだまだ駆け出しながらも、レベル0からレベル1くらいにはなったかなぁなんて漠然と考えていました。

でも違ったんです。まだマイナスでした。
0ですらない、マイナス。

正直がっくし来ました。能力の低さを目の当たりにするのは、いくつになってもやっぱり辛いもんです。
頭も心も絞り切った雑巾みたいになったのは、この「つくづく自分ダメだなぁ」の影響が大きいんだと思います


でも、このままレベル1だと勘違いして進むよりは、マイナスだと気づけたことは確実に糧だし、マイナスを埋めていく作業はしっかりした足場を
築くことに繋がるはず。
砂浜の上には、城どころか多分、小屋すら建たない。

気づく機会をくださった方に感謝するとともに、マイナスな私をチアアップし続けてくださってる方々にも感謝を。

■充電重視の期間と、2年目の展望

そんなこんなで「考え過ぎてわけわからなくなったら一回離れろ」の経験則のとおり、今はなるべく書くことに関して考える時間を減らしています。
カラッカラの雑巾がいい感じに水分を含んで、またリズムよく言葉が湧いてくるまで。五感をつかって潤いの充電を。


ライター2年目は、マイナスを埋めていく作業から始まりそうです。地味ですね。
でもありていに言えば「苦しいときは上り坂。」
苦しい時がないなんて、よほどの天才か、向上心ゼロかのどちらかですからね。
どっちでもない私は、ジタバタともがくことにします。