アラサーライター吉原由梨の 「ようやく大人 まだまだ女」

フリーライター/コラムニスト、吉原由梨のブログです。 Webサイトを中心に執筆しています。 都内の大学法学部卒業後、 ITメーカーOL→ 研究機関秘書職→ 専業主婦→ フリーライター兼主婦 日々感じること、ふとしたことからの気づきを綴っています。恋愛と結婚を含む男女のパートナーシップ、人間関係、心身の健康、家庭と仕事、グルメや読書の話など。美味しいもの、マッサージ、ふなっしー大好き。 Twitter:@yuriyoshihara こちらもお気軽に。

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2016年03月

主体性と柔軟性のバランスは最近のとても大きな課題でして。

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30になった辺りから「主体的に生きたい」という思いが強くなりました。
おそらくそれは、“褒められて伸びる出来の良い長女”だった10代、“レールにしがみつくのに必死”だった20代の反動のようなもので、家庭環境・予期せぬ病・自分自身を縛る考え方からそろそろ脱皮して、自由に好きに強く生きたいという感情が頭をもたげてきたのだろうと思います。(もちろん人様に迷惑をかけない範囲内で)

他方で私は、「人の意見に耳を傾けること」に非常に重きを置いています。自分の目はたった2つ、視点は1つ。どんなに本を読んでいても、視野を広く持とうとしていても、どうしたって限界がある。その狭い“自分”の範囲内で凝り固まるには私は賢くなさすぎるし、経験も知識もひらめき力も気づく力も全然足りません。しかも私の考えなんて世の中に星の数ほどある考え方の中の1つに過ぎないわけで、何かをきっかけに、目からウロコが落ちて120度くらい考え方が変わることだってあり得ます。

だから、周りの知恵を借りたい。思わぬところにヒントがあるかもしれない。そのためには柔軟でいたい。
最終的にそれを取り入れるかは別として、入り口の段階で絶対に門前払いはしない。素直に耳を傾けて咀嚼することは絶対です。その過程で違うと思えば吐き出せばいい。
そしてその姿勢は、主体性とはなんら矛盾しないと思っています。

でも、そう思わない人もいるよう。

三人寄れば文殊の知恵といいますよね。仕事でもプライベートでも何かについて考えようという場面で、私一人のちっぽけな脳みそで考えるよりも、脳みそが2つか3つになればいい考えが浮かぶかもしれない。自分の意見はまだ固まっていないからひとまず相手の意見やアイディアを聞いてみよう、そして相手の話のアウトラインが見えるまでは腰を折らないよう聴くことに注力していようとしたとき、それを「主体性がない」と言われると、「はぁ!? 柔軟でフラットといってよ。『私の考えが絶対』と言わんばかりに食い気味に反論して、鼻息荒く進める中途半端なインテリ女よりましでしょ、ボケっ」ってぐらい毒づきたくなるんですが(お目汚しすみません)、それと並行してその意見を真面目に受けて「私、主体性ないかなぁ」と自己スクリーニングモードに入る自分が、ちょっと悲しかったりするわけです。
もうサガですね。 

さっきの場面に戻ると、主体性が無いというのは、周りの意見を鵜呑みにして、咀嚼も反芻もせずそのまま骨や肉にしてしまうこと、と私は思っています。
あらゆる物事や人から学ぼう、吸収しようという姿勢を「主体性がない」で片付けてしまう人は、主体性という名の旗のもとに謙虚さを忘れてしまったのかな、と。

年齢を重ねれば重ねるほど、ダメ出しをしてくれる人は一般的に減ります。だからといってズルズルと、自分を客観視できない偏屈な年寄りにはなりたくない。いつも“無知の知”を忘れずに自分の考えを相対化したい、それでいて縮こまらずに自分の道を生きたい。その塩梅がいい感じな人間でありたいなぁと日々模索しています。

主体性と柔軟性のバランス、皆さんはどうとってるんでしょうか。

「ヒュー!!いぇーーーーーい!!!!」
元気のいい女性の嬌声と、

ダダダダダダダダ!
とテーブルを激しく連打する音。

ガンガンかかるBGM。

深窓の令嬢なら失神してしまいそうな聴覚への刺激が、テンションをあげてくれる。

刺激なら視覚も負けてない。接客をしてくれるお姉さん達の綺麗なデコルテの下にあるのは、これでもかと圧倒的な存在感を主張してくる谷間。
かなり下着で工夫して、なんなら錯覚メイクを施さないと谷間をつくれない私は「働いてるうちにあせもとか出来ないのかな……」と変な心配をした。

めちゃくちゃ寒い冬の日の夜だったけど、
新宿西口のHOOTERSの店内はいろんな意味であつかった……!

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私は、いわゆる“女性”がウリになってる類のお店に行ったことがない。キャバクラも行ったことがないし、おっパブもない。(や、おっパブはもはや風俗の仲間に入るのか?よくわからない。)
でも魅力的な女性は好きだし、接客のあれこれをみてみたい。男性がどう振る舞うのかも興味がある。あと単純に楽しそう。
そんなこんなでいつか“女性”だから意味があるお店に行ってみたいなと思っていたのだけれど、なんせ誰も誘ってくれない。OLさんじゃないから接待も無いし、キャバクラに行きたがる女友達もいない、夫と行くのも意味不明、これは男友達に頼むしかないかなと思っていたところ、ちょうどいい塩梅のチャンスがやってきた。

沖縄料理を食べる恒例のTwitterつながりの飲み会が、新宿で開催された。
一次会のお店に向かう途中で、ちらりとオレンジの看板が。「へー!HOOTERS出来てたんだ」赤坂に出来た頃から気になってた店、新宿にもできたのか。ここ女性でも入りやすそうだし、覚えとこ。と通過。


一次会は盛会。途中、二次会で使っている恒例のお店に、参加者の男性が予約電話を入れてくださったのだけど、あいにく満席とのこと。どうしよっかーとなったとき
「あ、フーターズ出来てましたよね?」
「あーそれ私も思いました!」
フーターズ出来てたよね話でキャッキャ盛り上がり始める女性陣。
結局、男性陣の「え、マジでフーターズ行くの?大丈夫?」な戸惑いをよそに二次会はフーターズに決定。ちなみに私、この時点ではじめてフーターズがバーガーショップだと知りました。

ワクワクしながら地下への階段を降りると、迎えてくれるお姉さんがもうすでに異世界感たっぷり。タンクトップにホットパンツ、バッチリメイク、そして忘れちゃいけない谷間。
ガンガンのBGM、店内になぜか飛行船。そして谷間。
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座席の高さが良く出来ていて、そこに座ってお姉さんと話をすると、自然と谷間が見下ろせる。なるほど……よく出来てるな。ちなみにフーターズはお姉さんが客席にずっといるわけではなく、コミュニケーション多めのホールスタッフという立ち位置なよう。

興味津々で店内を観察してると、お姉さんが不思議な飲み物をすすめてくる。「まずは、ウェルカムドリンクでこれ!元気でますよ♡どうですか!?」たしかウォッカとなにか甘いものを混ぜたお酒を、ショットグラスに入れたもの。
お姉さんの勢い(と谷間)におされて男性陣、全員注文。
そのドリンクが届いた時の掛け声が、冒頭のあれ。
「ヒュー!!いぇーーーーーい!!!!」
とお姉さん三人がかりで叫びながら、
ダダダダダダダダ!
とテーブルを激しく連打。

その後も注文したドリンクが届いて乾杯するときは「3,2,1,cheers!!!!!!」と必ず盛り上げてくれる。

どのお姉さんが1番キュートか、なんて話しながら飲んでいたら、突然店内が暗くなって、BGMもきりかわる。何だなんだと思っていたら、階段をステージ代わりにしてお姉さん達がダンスを始め、途中からは客も巻き込んで全員で『Y〜MCA♪』を振り付きでやっちゃおう♡というはっちゃけたショータイムだった。

(なんだなんだ、この店楽しいぞ。)

本格的に店が気に入り始めた私は、お姉さんと写真撮影までしてもらった。
……なんかもう、女としての偏差値が違いすぎて、肉体改造ビフォー・アフターみたいなツーショットが撮れた。
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(お姉さんの許可はとれています)

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“女性”をもっと押し出してるのかなという予想とは裏腹に、ヘルシーな空間だった。ヘルシー&セクシー&エキサイティングな感じ。アメリカの
チアリーダーをイメージにしているらしく、たしかにそんな雰囲気。

まぁ私達が男女混合グループだったから、向こうのプロのさじ加減もあったのだろう。別の女性グループにはより爽やかで親しげに、男性オンリーのグループには、やはり“女”濃度高めに接していた。

一緒にいた女性(小さい娘さんのママ)は、最初は「将来娘がこういうとこでバイトし始めたらどうしよう」と言ってたのに、途中からは「こういうとこで働いたらたくましくなりそうだな」と母目線でオッケーを出していた。
変わり身の速さには笑ったが、私も心から同意した。それくらい、女性たちがイキイキと、楽しそうに、それでいてしっかりプロ意識をもって働いているんだな、と思える空間だった。
徹底した明るい笑顔、掛け声、ダンス、客層にあわせた接客の距離感やテンション。かなり訓練されていると思う。体型の維持だって大変だ。

正直困った客もいるだろう。
それこそキャバクラか何かと勘違いしてホステス扱いしてくる客、連絡先教えてとうるさい客もいるだろうし、やたら髪やら顔やらをベタベタ触っている客もいた。
もちろん度が過ぎれば男性スタッフの出番だろうが、許容出来る範囲のことには最大限応じているようだ。
実際、撮り鉄ならぬ撮りフーターズみたいなサラリーマン風の男性がいて、延々とお姉さんを壁際に立たせありとあらゆる角度から巨大なカメラで撮影していた。
イヤな顔1つせず、笑顔でポーズを取り続けるお姉さんはやっぱりプロだ。

そして男性にとっても、実に“ちょうどいい”店なのかなと思う。キャバクラでおねえちゃんを隣に座らせて飲みたい程ではないし、そんなに懐具合に余裕はないーーそんなときに、居酒屋で飲むのと変わらない予算で、いっとき非日常に飛び込めて、仲間と騒ぐもよし、オーダーをとりにきたお姉さんとの会話を楽しむもよし。行き先がフーターズなら、彼女にも嫁にも咎められない(個人差はある)。だけど、可愛くて元気でセクシーなお姉さんを眺められる。

誰だって、日常の憂さを忘れてちょっと一息つける場所は欲しいもの。

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絶対またいく、フーターズ。
あとキャバクラも希望。


最後に。フーターズでの男性陣の表情は平均して目尻が30度下がり、口角は30度上がり、鼻の下は5ミリのびていたことをご報告申し上げます。体温は一度くらい上がってたんじゃないかと勝手に予想しています。





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