無理は禁物ーー分かっていたはずなのに、いつの間にかまた無理したようです。

ご無沙汰しております。

タイトルにあるように、6月はロクでもなく、7月は屍でした。どんどん具合を悪くして、ひたすら療養してました。てか、ほんと酷いタイトルだな……。


さかのぼること6月の上旬
あるきっかけで持病の自律神経発作を起こし、その場はなんとかしのいだものの、その後も無理に通常通り稼働しようとしたこと、神経をすり減らす出来事が多かったことで、どんどん体調が悪化してしまいました。

だましだましやるために薬が増え、頭の動きも日増しに鈍くなり、下旬には脳がショートしたかのように何を読んでも理解できず思考もままならない状態に。原稿を書くなんてとんでもなく、PCに向かうだけで「あぁまたこの鈍い頭で、ロクでもないものを書いてしまうんだ」と恐怖と緊張でがんじがらめになる日々。

主治医からも「いい加減、いったんちゃんと休まないとどんどん悪くなりますよ」とドクターストップがかかり、自分でもさすがにヤバいと思ったので、お仕事先ほぼ全てに7月の仕事をいったんストップさせて欲しいとお願いし、6月納期のものだけなんとか納品して療養生活に入りました。



7月。
お休みだーと思ったら、扁桃炎も起こしてしまい、高熱出るわ喉痛いわで泣きっ面に蜂。
楽しみにしていた予定もガンガンキャンセル(泣) なんとか友人の結婚式だけは気合いで出席したものの、やっぱりしんどかった……。それ以外、ほとんど近所しかでかけず、夫としか会わない生活。
あ、扁桃炎は治りました。心配してくださった方、ありがとうございます。

仕事を休んでるので時間がたっぷり出来たのですが、医師から「2∼3週間は、テレビとネットと読書、あわせて1日3時間まで」と指示されていたので、やることがない!
もうひたすら、食っちゃ寝、食っちゃ寝、のエンドレス。
「そんな昼も夜も眠れないでしょう」と思ってましたが、蓋を開けてみれば毎日泥のように眠ってました。案外疲れてたんですね……。

数週間たって、すこーしずつ頭も働くようになり、文章も簡単なものなら頭に入るようになりました。書くのも、こういう何が言いたいのかよくわからない日記程度なら書けるようになり、復調の兆しかな〜と思っています。

でも、特に原因の見当たらない微熱だけは続いてるんですよね。検査しても異常はなく……。うーん。ちょっと気持ち悪いししんどいですが、気長に体のバランスを整えていくしかなさそうです。
はやく屍生活から脱したい。



私は20代で体を壊して以来、自分の中での微調整を日々繰り返して生きてきました。多少の不調は慣れっこです。
でも、今回のはヤバかった。
こじらせて、越えてはいけない一線を越えそうでした。本来の仏教的な意味からは外れますが、一線を越えてしまった状態を自分の中で「彼岸」と呼んでいます。彼岸まで行っちゃうと、月単位の療養が必要になる、下手すると入院する、夫以外のサポートが必要になる。などなどシャレにならない事態が発生します。

だから、なんとしても此岸の領域でくい止めたいんですね。
今回のドクターストップも、自分が「休もう」と腹をくくったタイミングも、ギリギリだったと思います。もう一週間遅かったら、多分彼岸いってました。
改めて、自分は何かテーマを見つけるとノイローゼになるぐらい熱中してしまうことを自覚しましたし、ハイになってて気づかないけれど、それがすごく脳や神経に負担をかけてることもわかりました。
あと、ストレスにならない環境を作る大切さも。


私はフリーランスで仕事をしています。こうしてのんびり療養している間に、もしかしたら仕事がなくなるかもしれません。フリーランスには有休も病気休暇もありませんし、大抵は業務委託なので、休んだ後に変わらず仕事がいただけるかなんてなんの確約もないわけです。だから休むのはすごく怖い。
それでも、彼岸にいくよりはいい、と少し落ち着いてきた今、思います。

言い古されたことを言いますが、元気があればなんでもできます。逆に言えば、元気がないとにっちもさっちもいかないんです。

体が、脳が、悲鳴をあげたら(できればその一歩手前で)、こじらせる前に休んでほしい……と、声を大にして言いたい。けど、選挙演説にかき消されそうなのでブログに書いています。


6月はロクでもない、7月は屍、8月は……張り切る? いや、張り切ったらダメだ、また無理する。は、は、這う? あ、いいかも。屍よりは動きがある感じ。


暑い日が続きますが、みなさまご自愛くださいね。