アラサーライター吉原由梨の 「ようやく大人 まだまだ女」

フリーライター/コラムニスト、吉原由梨のブログです。 Webサイトを中心に執筆しています。 都内の大学法学部卒業後、 ITメーカーOL→ 研究機関秘書職→ 専業主婦→ フリーライター兼主婦 日々感じること、ふとしたことからの気づきを綴っています。恋愛と結婚を含む男女のパートナーシップ、人間関係、心身の健康、家庭と仕事、グルメや読書の話など。美味しいもの、マッサージ、ふなっしー大好き。 Twitter:@yuriyoshihara こちらもお気軽に。

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胆管ガンで、亡くなられたとのこと…。先ほどニュースで知ってまだ信じられない気持ちでいます。

ほんの数日前、「舞台は降板するけど戻ってきます」とお話しされてたのに…。


子供の頃は川島なお美さんのことをあまり存じ上げなかったのですが、
近年、ご結婚された辺りからとても好きな女性でした。

鎧塚さんと出逢われて「この年まで待って良かったです。」と本当に幸せそうで、
ご結婚後もそれぞれプロとして尊敬しあい、お仕事に打ち込みながらも仲睦まじい様子をテレビやブログで拝見しては、素敵なご夫婦だなと感じていました。

また数年前、鎧塚さんの眼のご病気が明らかになったときも、気丈にしっかりと寄り添っておられて、妻として見習うものがあるなと思ったのを覚えています。


54歳。あと数年すれば夫婦ともに仕事をセーブして、穏やかに過ごすセカンドライフを思い描いてらしたかもしれません。
最高のパートナーと過ごす、最高に幸せな時間になったはずなのに…。


若すぎる死をお悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。
そして、ご家族の心に少しでもはやく癒しと平安がもたらされますように。





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参院特別委員会で安保法案が可決された。

60年安保闘争の勢いを私は知らないが、
今回は一般市民のデモに専門家も加わってかわるがわる拡声器でスピーチをするという異様な光景であった。
日本の歴史に大きな一頁が刻まれる。

安保法案自体の是非を論じるのは私なんかより知識の深い方々におまかせするとして、
デモの異様なまでの熱狂状態を画面越しに見ていて思った。

この中の何人が、前回の衆議院議員選挙に行ったんだろうかと。

昨年末の選挙で、自民党を絶対安定多数を超える議席で大勝させたのは、紛れもなく日本国民である。そして与党で3分の2以上の議席を獲得させたのも、日本国民である。

投票した人ばかりの責任ではない。
投票率は戦後最低の52.66%だった。
半分近くの国民が選挙にいっていない。

彼らがきちんと選挙権を行使していたら、違う結果もあり得たのではないだろうか。

「たられば」を語っても仕方ないが、そう思わずにはいられない。
それくらい、テレビ画面に映し出されるデモの熱狂ぶりと、52.66%という冷えきった数字からうける印象とが乖離しすぎているのだ。


デモに行くことが悪いとは思わない。無意味だとも思わない。
政治に無関心だった若者が関心を持ったのだとしたら、国にとっても良いことだ。
だがデモで政治を変えることは、難しい。


日本は間接民主制をとっている。
民意を表明する場はデモではない、選挙だ。


今回の熱狂がお祭り騒ぎやはたまたただの鬱憤ばらしではなく、真に政治的な関心・参加意欲に基づいたものであるのかがはかられるのが、次回の選挙だろう。

そこでまた前回のような投票率を記録するようであれば、日本人に民主主義は無理だといわれても
反論の余地はない。


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先日、誕生日を迎えました。31歳になりました。

小さい頃は家に友達を招いてお誕生会を開いたり、家族でケーキを食べたりしたものですが、
成長するにつれてそれも次第にあっさりしたものになり、
大学時代はいつも前期試験の最中で誕生日なぞどうでもよく、
働き始めるともはやただのありふれた一日です。

今年は運よく、誕生日が週末。
アラサーの誕生日の何がめでたいのかという気もしますが、しっかり誕生日気分を味わうことにしました。

といっても、食事に行くくらいで特別なことをするわけではないのですが、なんとなく節目を気持ちよく迎えたくて、前日には家中を掃除し、原稿も提出し、頭の中の「あれやってないぞリスト」を片っ端から片付けました。



◇◇◇◇◇新しい世界に足を踏み入れた30歳◇◇◇


すっきりした気持ちで30歳を振り返ると、あっという間だったなと思うと同時に新しい世界が開けた年でもありました。
私は数年間、完全な専業主婦として暮らしてきましたが、30という年齢にいろいろと考えるところがあり様々な可能性をさぐっていたところ、webで記事を書くという思ってもみなかった道に足を踏み入れることになり、幸いいまも続けさせていただいています。

専業主婦がいやな訳ではないのです。体調に少々難のある私はいまフルタイムの仕事を持つのはハードですし、独身時代の仕事に疲れていた私に専業主婦という選択肢を提示してくれた夫に感謝しています。
でも、主婦業だけでなく何かをさらに生産したくなったというか、ありきたりですが社会との接点が欲しくなりました。
またあと10年経てば40です。そのとき「30代、いったい私は何をやっていたんだ?」と思いたくない、と強く感じました。子供がいれば間違いなくその答えは「子育て」でしょうが、我が家には子供がいません。となると、何か勉強するか、働くか…と考えるにいたったのです。

誤解の無いように付け加えますが、専業主婦が何も生産しないという意味では決してありません。家族のために家を整え、料理をし、家計を管理し、家の一切を取り仕切る。非常に価値のある仕事だと思います。休みもありません。
ただ単に、私が昔から欲張りな性格で、夫婦二人ぶんの家事をして余る時間を、もっと生産的に使いたい、精神の充足につながりそれが家計をたすけられれば尚よし、と思ったにすぎません。


そんな経緯で始めた「書く」仕事は、ことのほか面白く、脳のこれまで眠っていた部分を刺激してくれます。
自分の書いた文章をネットを通して1万人以上の人が読むという事実に震えたこともありましたが、「社会との接点」という当初の目的に敵っていると思います。



◇◇◇◇◇新しい一年の課題◇◇◇◇


こうして得られた有り難い仕事を、はあちゅうさんの言葉を借りればどう「進化と深化」させていくかが、31の課題でしょうか。

あと精神年齢を生物学的年齢に追い付かせること。

見た目年齢を進行させないこと。(切実)

そして、友人関係を大切にすること。

この歳になると友人それぞれ皆生活がまちまちで、女性は特に仕事、家事、育児、介護、どの組み合わせをこなしているかでそれぞれ興味も事情も変わってきます。色んなパターンの女性の見解を見聞きするとやはり違う立場だと理解し合うのが難しかったり、となりの芝生が青く見えたりするものだなと難しさも感じますが、お互いピリピリしたり疎遠になったりするのではなく「女」という大きい括りで想像力と寛容さをもって助け合えればいいのになぁなんて、そんなことを感じるのです。
幸い、それが叶っている友人が(多くはないですが)いるので、彼女らとの繋がりを大切にすることでしょうか。


最後にひとつ、簡単に人を信用しない(笑) 
物騒ですが、仕事をするようになり、Twitterもはじめて、リアルでもネットでも世界が広がれば接する人の数も増えます。私は基本性善説ですし人間関係は「良識」と「信頼」に基づくと信じていますが、世の中そんな人ばかりじゃないよなと改めて横っ面をはたかれるような体験が数件ありました。
そこまで大袈裟ではなくても、プロトコルの違う人間は山ほどいるのだと。
頭で分かっているのと、実際に経験するのとでは随分違いますからね。いい薬です。もういい大人なので、世の中には有象無象が溢れていることを肝に命じます。


穏やかに、(日々を丁寧に、心穏やかに)
健やかに、(健康第一)
しなやかに、(いやな人はかわす、純粋に傷つかない)
美しく、(内面も、できれば外見も)



そんな31歳の年輪をしっかり刻もうと思っております。


それでは、今夜はこの辺で♡



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東大が推薦入試を導入するそうです。


なんとまぁ…!!驚嘆!


それだけは絶対無いだろうと踏んでいましたが、これも時代の波なのでしょうか。

私には迷走しているようにしか思えません。


そもそも推薦入試自体、たいていは学生本来の学力・偏差値よりもいくらかランクが上の大学に入りやすい仕組みです。
それは制度本来の趣旨ではないのでしょうが、自分自身の学生時代の記憶を掘り起こしてみても、推薦入試ははっきりいって、結果的に受験生に「お得」な制度になっているのが現状です。

だからといって、私は推薦入試制度自体に否定的な訳ではありません。


⚫私立大学の場合⚫

私立大学はそれぞれに独自の校風があり、それに馴染む学生がほしかったり、逆に多様性を重視しているため入試の形式を多く設けてバラエティーに富んだ学生を求めたりと、その運営方針はまちまちです。そこも含めてその大学の校風で、他との差別化につながるのでしょう。

また現実問題、大学経営もビジネスですから、少しでも早い時期に「お客さま」を確保しておきたいのは当然の欲求です。(推薦入試はたいてい秋に行われます)

こうして大学側のニーズと、ガリガリ受験勉強せずに早く進路を決めたい受験生のニーズが合致するわけです。


⚫東大は国立大学⚫

一方で、東大は法人化されたとはいえ国の教育機関です。
そして最高学府です。

東大が推薦入試を導入するというニュースをみて、まず「何がしたいんだろう?」と思いました。

考えてもみてください、
東大が最高学府であるということは、現行の一般入試制度で入ってくるのは、雑な言い方をすれば日本でもっとも優秀だろうと推測される学生たちです。(もちろん、自分の意思や家庭の事情で地元の大学に進む優秀な学生さんもいますが、いまは一般入試と推薦入試との比較ですので、そこには言及しません。)

東大は、推薦入試制度で、いったいどんな学生がとりたいんでしょうか?よっぽどこれまでとは違う学生がほしいのでしょうか?
要項を読めば「国際感覚」や「理解力」などあちこちでよく見かける単語が頻発していました。

・推薦入試合格に必要とされるセンター試験の得点の目安は900点中720点。これは、一般的には高得点ですが、東大を一般入試で受ける学生であれば平均的な点数です。
そもそも東大はセンター試験の点数をあまり重視しておらず、二次試験の倍率を3倍にするためのいわゆる足切りの際と、圧縮した点数を二次試験の点数に加えて総合判断をする際に使用する程度です。
なぜならセンター試験は、東大に合格するレベルの受験生にとっては“標準的”すぎるレベルで差がつきにくいのです。
また、二次試験の準備に必要とされる勉強とはレベルも量も次元が違いすぎます。



学科試験はそんな“標準的”なレベルしか課さず、あとは語学力や、これまでの執筆論文、留学経験、社会奉仕経験などを参考にし、試験会場での論文やディスカッション、面接で判断するとなっています。(法学部の場合)

・また、高校での成績は「各校上位5%以内」が目安とされています。一学年300人として15位以内…よほどの有名進学校でなければ、東大を目指す学生の順位としては緩いくらいでしょう。


結局、どんな学生がとりたいのか!?正直あまり見えてきません。
仮に大学関係者に
「一般入試で受けて合格するほどの学力はないけど、その他の面で秀でたところがある学生をとりたいのでしょうか?
それじゃ結局「お得な」入試制度になって、学生の学力は担保されないのでは?
最高学府が、学力を妥協してどうするんですか?」
という疑問をぶつけたら、

大学は「いやそんなことはない、合格者は学力的にも一般入試の学生と変わらないレベルで、さらに個性も持ってるんだ!」と主張するかもしれません。


しかしそんな人はわざわざ推薦入試なぞ受けなくても、一般入試で合格します。

つまり、東大の推薦入試で予想される合格者は、
1・一般入試でも受かったであろうけど、時期もはやいし保険のつもりでうけたら合格した人
2・一般入試じゃ受かりっこなくて、せいぜいセンター対策やって、あとは課外活動にせいを出していた人


1なら現行制度のままでいいし、
2なら学生の学力の質が下がります。


東大が
「これからはダイバーシティの時代だー!」
と声高に掲げるならそれも良いでしょう。

しかしそんなことよりも、法人化したとはいえ由緒ある国立大学の代表として、本質を大切にしてほしいのです。大学入試は就職試験とは違うのですから。

どんな人も公平に、バックグラウンド関係なく、鉛筆一本で、己の学力のみで一発勝負のふるいにかけられる、という方針を貫いた方がよほど筋が通っているのではないでしょうか。

また最高学府として、第一に求めるのは「学力」であるという凛とした姿勢を保つべきです。


いまひとつ、腑に落ちる「哲学」を感じさせてくれない制度改編。
推薦入試制度が「肩書きを手に入れるお得な抜け道」化されないよう、くれぐれも厳格な実施をお願いしたい。

最高学府の威厳と格式を決して損なわないでください。


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もう気づけばお盆前です。
お盆が終われば、まだまだ暑くてもなんとなく気分は秋モード。街には秋服が並び、秋刀魚が出回り、海水浴もおしまい。

短い夏が始まって、暑い暑いと日々過ごしていたら、あっという間に終わりを告げてしまうのがこの季節。暑いのは参るけど、好きな季節だけに寂しいものがあります。


今年の夏はバッタバタな我が家も、さすがに1個ぐらい夏らしいことしたいね、ということで見に行ってきました!
東京湾花火大会!
オリンピックの向けての東京湾開発の関係で、今年でおしまいだとのこと…
会場のチケットを取っていたわけではないので、混みすぎない穴場スポットを狙いました。


開始一時間前に到着して、立ち見でしたがなかなか良い場所がとれましたレインボーブリッジ真正面。
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そしていよいよ薄暮のなか始まった花火!
前に見た一昨年はリサーチ不足で、いろんな橋や建物に邪魔されて欠けた花火だったので(笑)真ん丸い見事な花火をバッチリ見られて感動
王道の黄金色から、カラフルなものまでバリエーション豊かで、正式な会場でないにも関わらずあちこちから拍手や歓声があがっていました。

だんだん暗くなって花火がより映えるように。

カラフル💛
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私の一番好きな、垂れる大玉
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「さくらん」みたいな鮮やかな真っ赤な花火
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どれも見事でしたよ(*≧∀≦*)

クライマックスは大玉の連続技が大迫力でしたが、見るのに必死で写真はありませんww


今年で終わるのは本当に惜しい。

いつも思うのですが、花火は単にうつくしいだけでなく、日本人の美学にしっくりと来るのではないでしょうか。桜が愛されるのも「散り際の良さ」ゆえといわれますが、桜はそれでも1~2週間咲きます。
それに引き換え花火はほんの数秒。熟練の花火師さんが一年かけ丹精込めて作った花火が、そのほんの数秒輝き、人々の心に鮮烈な印象を残し、きれいさっぱり姿を消すわけです。

もちろん私も含めてそんなこといちいち考えながらひとつひとつ見ている訳ではありませんし、中には「花火よりビール」な人もいるとは思うのですが(笑)、それでも無意識に、一瞬のためにこめられた情熱、一瞬の強烈な華やかさ、潔い散り際を、なんとなく心地よく感じるのは日本人の心かなぁと思います。


もはや夏の風物詩をこえて、なんともいえず心ときめくイ ベント(デートの口実??)になり、女子たちに着心地良いとは言えない浴衣をこぞって着させて場合によっては美容院にまで行かせてるわけですから、花火の引力とワクワク感は相当なものです😉✨


私も文章を作り出し、表現する側になりました。(まだ5ヶ月ですが。)
そう簡単にはいかないでしょうが、いつか、誰かの心に鮮烈な印象、もしくはしみじみと染み入るような余韻を残せる書き手になりたいと、今年はまた少し違った思いを抱いた東京湾花火大会でした。
表現者に限らず、きっとどんなお仕事にもある面ですよね。誰かの心に大きなインパクトを残すか、もしくはしみじみとした余韻を残すか、もしくは花火師さんの準備期間のように、周りから意識されなくともなくてはならない重要な役割をになっているか。

子供の頃ははしゃぐだけだった花火、大人になるとちょこっと見方がかわりますね。ま、私9割がたはしゃいでましたがっ(笑)



しかし、しつこく二度目ですが、今年で終わるのは本当に惜しい!

オリンピックの開発が一段落したら、また少し形を変えてでも再開してほしいものです。
海風を感じながら、レインボーブリッジと海と花火と高層ビルが一気に目に飛び込んでくるあの数時間は、東京にいる幸せをあらためて感じさせてくれる束の間の至福です。

奪わないでー!


あぁそういえば、上空をヘリが何機か飛んでいて、あーあれに乗っている人は「夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろしてー♪」いるんだなーと思ったけど、私は高くて狭いとこ苦手だからいいや(笑)


ラスト東京湾花火大会、見に行けてよかったです。
短い夏が終わりを終わりを告げるまえに、思い出もつくれました。
リフレッシュした~❗
あとはまた気力体力のペース配分に気を付けながら、暑い~暑い~といいながら毎日を必死に消化する夏になるのかな?

でもそれもまた良しです。短い夏のあとには、必ず成長が待っているので

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