アラサーライター吉原由梨の 「ようやく大人 まだまだ女」

フリーライター/コラムニスト、吉原由梨のブログです。 Webサイトを中心に執筆しています。 都内の大学法学部卒業後、 ITメーカーOL→ 研究機関秘書職→ 専業主婦→ フリーライター兼主婦 日々感じること、ふとしたことからの気づきを綴っています。恋愛と結婚を含む男女のパートナーシップ、人間関係、心身の健康、家庭と仕事、グルメや読書の話など。美味しいもの、マッサージ、ふなっしー大好き。 Twitter:@yuriyoshihara こちらもお気軽に。

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恋愛

映画「オーバー・フェンス」の公開が待ち遠しい。



待ち遠しくて待ち遠しくて待ちきれないので、原作「オーバー・フェンス」が収録されている短篇集「黄金の服」を読んだ。

感想を書きたいが、「オーバー・フェンス」について書くと映画のネタバレになってしまうので、タイトルにもなっている収録作品のひとつ「黄金の服」について。
黄金の服 (小学館文庫)
佐藤 泰志
小学館
2011-05-10



佐藤泰志「黄金の服」
この作品は、起承転結! はい拍手! という感じではなく、ある若者たちの人生の一部をブツっと切り取ったような、静かな作品だ。静かではあるけれど、短い物語の中にいろんなものが渦巻いている。

20代前半の彼らは、プールとバーで『泳いで、酔っ払って、泳いで、酔っ払って』そんな単調で、無目的にも思える日々を送っている。まだ思春期を引きずっているような混沌を抱えていたり、目標を追い続けるか諦めるか葛藤したり、若い時代特有の衝動と悩みを持て余していて、だからプールとバーで切実に泳いで切実に酒を飲む。

主人公の「僕」は、仲間の一人でアキという年下の女性が気にかかっている。多分、アキもまんざらではない。何度か寝たこともある。アキは一度結婚生活に失敗したせいなのか、精神安定剤と睡眠剤が手放せず、外に出ると体中が汚れている気がして、帰宅するなり全身を徹底的に洗わなくては気が済まない。しかしその姿を見てショックは受けても、カラッとした性格で知的で快活な彼女に、僕はどんどん惹かれていく。

が、唐突に僕は知ることになる。
アキにはフィアンセがいて、もう来月にでも新居へ越すと。
物語の中でもそれは唐突に書かれていて、読者によっては「えーなんでなんで?」と思うかもしれない。ちなみにその点についてのアキの心理描写は一切ない。が、私はアキの気持ちが分かった。分かったというのは傲慢だ、勝手に想像しただけだから。でも、「そりゃそうだよね」と思ったのだ。

アキと僕は気が合う。一緒にいれば楽しいし、お互いを異性として受け入れてもいる。でも、だめなのだ。僕とじゃだめなのだ。
アキが何か喋るとしたら、こう言う気がする。「あんたと私じゃだめなのよ。今みたいに、泳いで、酔っ払って、泳いで、酔っ払って、それだけでいいなら楽しいかもね。でも、人生そうもいかないでしょ。あんたと私じゃ、きっと共倒れよ」と。

アキが必要とする相手は、しっかりと現実的に人生を見据えていて、かつ彼女の事情を承知したうえで、彼女が1人内省の洞穴に入り込んでしまいそうになったときには力強く、でもそっと太陽のもとに連れ戻してくれる、そんな男だ。
僕じゃ、自分のことすらよく見えてない。アキの事情は承知していても心を痛めるばかりで自分までオタオタする。アキの病状が悪化したら、彼女に共鳴するあまり一緒に洞穴に入りかねない。それじゃダメなのだ。
優劣ではなくて、種類が違う。小説の中で、僕はアキのフィアンセを『地面にしっかり足をつけて生きている男特有の自信に満ちた声で名のった』と描写している。

現実にも、そういうカップルを見かけないだろうか。お互いのことが好きで好きで、相性は抜群なのだけれど、どこか地に足がついてなくて、二人の世界に閉じこもる。何年かはべったりした時間を楽しめるけど、現実に対応しなければいけない壁にぶつかったとき、二人してぐらついてダメになってしまう。もしくは、どちらかが「これじゃダメだ」と終わりを決める。
恋愛の仕方なんて自由だからそれはそれでいいが、アキが避けたかったのはこういうことなんじゃないか。

著者は、1990年に享年41歳で亡くなっている。答え合わせはできない。読み手がそれぞれアキの心情を読み解くのも面白いかもしれない。




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STORYS.JPに朽木誠一郎さんが投稿された、
良心は元カノの声をしていた
を拝読した。

ひきこまれて夢中で読んているうちに、昔、私が初めて「お付き合い」というものをした男の子を思い出した。
もちろん全部じゃない。でも、ちょっとだけ共通する部分があったから。

15歳の頃。
いまとなってはもう何が好きだったのか思い出せないけど、顔が嫌いじゃなくて、共通の話題があって、自分のことを好きと言ってくれて、一緒にいてドキドキできれば、思春期ならではの恋愛への憧れと正体不明の寂しさを持て余していた私には、つき合う理由としては十分だった。

その人は音楽が好きで、作曲してシンセサイザーだかキーボードだかで打ち込んだ曲を聴かせてくれたけど、正直それが上手いのか、よく分からなかった。
でも、一緒にいる時間は楽しくて、学校の帰り道に河原で延々しゃべったり、映画を観たり、カラオケにいったり、いかにも高校生っぽいお付き合いを楽しんでたと思う。あ、クリスマスにはマフラーも編んだっけ。

ちゃんと好きだった。その証拠に、付き合ってることが教師にバレて進路指導室に私だけ呼び出されたとき、
「あなた、これから進路を考えたら大切な3年間でしょう。男女交際してる場合じゃないわよ。どちらか選びなさい」
と言われて、号泣しながらも
「無理です。進路は妥協しません。手は抜きませんから、別れません」
と毅然と答えていた。
(今思えば若い…。そんなの、しおらしくしといてこっそり付き合っとけばいいのに)
多分、付き合い出して3ヶ月くらいの頃。最初はただの「恋愛への憧れ」だったのが、いつの間にか「唯一甘えられる場所」になってたんだと思う。
私は3人兄弟の1番上にうまれて、なんとなくずっと「しっかりしたお姉ちゃん」だった。親に甘えるのがとにかく下手で、友達に甘えるのも下手で、どこかいっつも孤独感を抱えてたから、彼氏という存在が出来て、甘える私を可愛がってくれる人がいる状況が、こんなにも楽なのかと幸せを感じてたのだ。もはや「この人じゃないと」っていう属人的な愛情じゃなくて、「甘える相手」という立ち位置で彼のことを必要としていたんだろう。

私もそんな具合だったが、彼の方はもっとエスカレートしていった。彼はちょっと複雑な家庭に育っていて、母親との関係がこんがらがっていた。隣にいると、「母に愛されたい、でも憎い。強がっていたい」と、小さい男の子と思春期の高校生の思いとが内側で強烈にせめぎ合ってるのがひしひしと伝わってくる。
そして彼は、私に母を求めた。
もはやこれは、彼の責任ではないといまでも思う。そう思ったから、私はできる限り受け止めた。自分自身も甘えたい子供なのに、彼を支えたいと思った。頑張った。二人だけの世界で彼の心を守ろうとした。
でも、やっぱりだんだんと湧き上がってくる違和感は拭えなかった。たかが15,16歳のガールフレンドに母を求められても困る、と私の中の理性が叫びだしたのだ。自分が甘えたいとかもうどうでもいい。

ある日、意を決して言った。「もう別れよう。無理だよ」
そのとき彼が泣きながら言ったセリフはずっと忘れていない。
「由梨ちゃんいなくなったら、俺、ひとりだよ」

猛烈に卑怯だと思った。そんなこと言われたら、去れないじゃないか。

結局去れなかった。もう、愛とか恋とか愛情とかでなく、単なる「情」だ
一度そうなると、それまで目をつぶっていた彼の欠点がものすごく私を苛立たせるようになる。
当時、私達が通っていた高校は地方ではそこそこの進学校だった。当然、進路のことも早くから考える。彼は、何も目標らしきものを口にしなかった。不言実行とか、そんなカッコいいもんじゃない。斜に構えて、逃げてるのだ。そのくせプライドだけは高い。
「勉強しか能がないなんてダサい」
「中途半端な大学にはいきたくない」
「俺は音楽って道もあるし」
100回きいた。


勉強しか能がないなんてダサい!? 勉強してから言ってよ。全然パッとしないくせに。
中途半端な大学はいやだ!? 今のあなたじゃ中途半端なとこにも行けないよ。
音楽の道がある!? それならデモテープ送るなりコンクール出るなり、現実的に動きなよ。いままで一度でも、ちゃんとプロに評価されたことあるの?
本気出して負けるのが怖いから、自分のプライドが傷つくのが怖いから、「本気じゃないし」ってカッコつけて逃げてるだけじゃない。

口を開けば罵倒の言葉が次々飛び出しそうで、いつも聞いてないふりをした。

私が男性に「尊敬できること、その人の道で努力すること、実力とそれに見合ったプライドがきちんとあること」を求めるようになったのは、きっとこの辺りが原体験なんだろう。


結局、彼と最終的にどんな別れ話をしてどうやって別れたか覚えていない。つらすぎて忘却の防衛本能が働いたんだろうか…。
でもなんとなく、最後は泥仕合だった気がする。別れたい女と別れたくない男。どんなにすがられても絶対に去ると決めた女と、すがりまくると決めた男。
無事に別れられても、手紙やらメールやら、下校途中やらで随分うっとおしい思いをした。もう嫌気しかなかった。

そんなすったもんだの末、なんとか日常を取り戻して勉強に部活に忙しく過ごしていたら、なんとなく彼に対する嫌悪感も薄れて「好きでも嫌いでもないどうでもいい人」になっていった。やれやれだ。もう彼は彼で勝手に元気にしててくれればいい、そう思った。
なのに、嫌なニュースほど耳に入るものだ。
私と泥仕合をしてすがりまくっていたあの頃、他の女の子とすでに何かが始まっていたらしい。正直にいって、死ねよと思った。他に女がいるなら私をさっさと解放してくれればよかったのに。
さらにそれではすまない。
担任との進路面接で、「俺も1年本気出せば東大受かりますかねー」といい出したらしい。(もちろん瞬時に否定されたらしいが)
さっきの浮気の話より、さらに死ねよと思った。ふざけるな。努力するという努力を知らないあなたが、「1年本気出せば東大」だと? もはや不遜だ。プライドばっかり高くて、ほんとに何も変わってない。出せるもんなら出してみなよ、本気。そしたら私はあなたを2ミリくらい見直すよ。(当時すでにぼんやりと東大を目標に掲げていた私にとっては、自分の積み上げてる努力を愚弄された気分だった)

この2件で、彼はもはや人生で顔も見たくない人になった。
もちろん、今どこで誰と何をしてるか全く知らないし、興味もない。生死すらどうでもいい。


朽木さんの美しい文章から、比べものにならないほどのダメ男を思い出してしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだが(本当にごめんなさい)、元カノさんがクッションを殴りながらぶつけた言葉は、16歳の私の心の声とあまりに似ていて書かずにはいられなかった。
あのダメ男が朽木さんほどのひとかどの人物になっている可能性は、0ではない。世の中に絶対はない。

でも私は、限りなく0に近いと思っている。
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わけあって、ここのところ自分の恋愛遍歴を思い返している。
とはいっても、私は決して「恋多き女」じゃないし、ましてや「モテ娘」でも「魔性の女」でもなかったのでそんな山ほど思い返すネタがあるわけじゃない。でも、なんかいちいち濃い。いや、濃いですめばまだ良くて、どっかしら変……。

その証拠に、結婚披露宴のスピーチを大学時代の友人3人に頼んだら、集まって内容を練ったとき、「ちょっと笑えるネタもいれたいよねー」とオモシロエピソードを大学入学時まで遡って考えてくれたらしいのだけど、出てくるネタがどれもこれも結婚披露宴で喋るネタにはまずいだろ、という代物ばかりだったらしい。結局、「ゆりは、元ヤクルトの古田敦也さんが大好きなのに、『野球って、バット振ったあと右と左どっちに走るんだっけ?』と言い出すボケボケなところもあります」とそつのない話にしてくれた。
後日、お礼を言ったら、「だって話せるエピソードほんとなくて!!!笑」と爆笑しながら非難轟々で、ほんと彼女たちの良識に感謝だわ…といまでも足を向けて寝られない。

**

恋愛なんて心のいっちばんやわらかい部分でするもので、いちばん無防備な自分が見えてしまうものだと思ってるので、もしかしたらみんなどっかしら変なエピソードばかりなのかもしれない。
(カッコいい恋愛だけしてる人なんて世の中どのくらいいるんだろう……?) 
それに一応私にも、ドラマみたいな感動的な体験とか、甘やかな思い出とか、心も体も引きちぎれるくらいつらい思いとか、王道(?)っぽい経験はある。でも、やっぱり、、どっかしら変。

これがなんでなのかがよく分からなくて、色々考えていたら、まず気づいたのは「私がおもしろエピソード作ってるんじゃなくて、殿方がつくってるんだ」。これ、責任転嫁だったらまずいと思って友達に確認しました(迷惑)。そしたら、「うん、そうだね(笑) なんか面白い人がどんどん寄ってくるよね」とのこと。やはり。
まぁでもそういう人を引き寄せてしまう私も、きっと変なんだと思うけど。

あともう一つ気づいたのが、私がこれまで恋愛したお相手は9割がた世にいう「草食系男子」。顔が猛烈に好みな肉食系男子に無性に惹かれたこともあるけれど、結局深く好きになって付き合うのは草食系男子が多かった。逆もしかりで、肉食系男子がデートに誘ってくれて何回かご飯食べたり映画を観たりしてみても、付き合うまではいたらないことがほとんど。
つまり私が好きになるのは、あんまり不器用過ぎると困るけどどこか「うぶさ」の残る男性で、同時に私に惹かれてくれる人もそういう男性だったので、恋愛シーンがどうにもこなれてない感じになる。
多分それが面白エピソードを量産してしまう最大の要因だ!ということに私の中ではなっています。

まぁリアルに変な人もいたんですけどね……ほんとに。(ヒマワリの花束をプレゼントしながら「二人の夏の始まりってことで」とナルシステイックに言われた時のゾワッと感は忘れられない。念のために断っておくと付き合ってもいなかった。)

でも、変なエピソードを量産してしまう自分の過去の恋愛を否定する気にはならなくて、相手の不器用さも自分のそれも含めて愛おしいと思っている。まぁそういう多少個性の強い相手を選んだの自分だし。

手練手管に長けたイケメンは「一夜の夢をありがとう」でよくて(贅沢言えば三夜くらいかな)、心があたたかくて○○にあふれてて○○家で○が低くてちょっと○○○な人が好き、っていう基本的なスタンスは、古田敦也さんを好きになった高校時代からずっと首尾一貫してるんだな好みって怖いなと思う今日この頃です。
(最初は伏字なしで書いてたんですが、自分の異性の好みを文字化して全世界にさらすって恥ずかしすぎるな、と思ってこうしましたスミマセン……)


ちなみに、誰も興味ないと思いますが、私の「結婚してほしい有名人」は、古田敦也さん→(大空位時代)→堺雅人さん→ふなっしー です。
ふなっしー、人じゃなくって妖精ですけどね。戸籍がないんで結婚できないんですけどね。





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先月、誕生日を迎えました。
普段はもっぱら家での食事orご近所ご飯を楽しむ我が家ですが、こんなときくらい!と奮発して、前々から気になっていた有名なミシュラン星付きフレンチレストランを予約。
本当は写真付きでお店の内装やメニューも紹介したいのですが、このあと続くエピソードでお店に迷惑がかかっては申し訳ないので、泣く泣く店名は伏せておきます。

当日、普段よりちょっときちんとおしゃれをして、お店にドキドキ脚を踏み入れると、品のあるエレガントな空間。
モダンすぎず、かといって重厚すぎず、オーセンティックでほどよく明るいフレンチレストランの佇まいです。

席に案内され、食前酒にバラのスパークリングを頼み、乾杯してコースを注文して一息。
お食事楽しみだねぇ、と期待に胸を膨らませていました。

わたしたちが着いた時点で席はかなり埋まっており、通路を挟んで右側のテーブルには、男女二人組が座っていました。パッと見、30代前半~半ばくらい。

最初はカップルだと思って気にもとめていなかったんですが、女性のほうの声がどんどんボリュームアップしてきて話が丸聞こえ。
どーもカップルじゃない。


それどころか、女性は「私は絶対○月○日までに籍をいれたいんだけど…、」
と話している。
別の誰かと婚約中らしい。
でもそれがどうやら何らかの理由で計画通りに進まないらしく、それを男性に相談してるよう。

ま、そういうこともあるよね。異性の方が客観的な意見くれることもあるし。

ちょっと声のトーンをおさえてくれないかなあ、と思いつつ自分達の食事に集中していたら、
男性がお手洗いにでもいくのか私の右横をすっと通りました。
何気なく目に入ったのは左手薬指の指輪。

あなた、妻帯者!?

土曜日の夜に妻以外の女性と二人で高級フレンチか。うーむ。

その後もコースを食べ終わっても次々にワインやチーズをオーダーしまくる女性。

その遠慮ない勢いと、頼んだくせに殆ど残す様子が目に入って、「相談してるわけだし、ここのお会計は女性もちなのかな」なんてぼんやり考えていました。

そうしたら。私がお手洗いに席をたっている間にそちらのテーブルもお会計を済ませたらしく、なんと全額男性が支払っていたとのこと。まぁ。
(ちなみにこちらのお店でコースを頼んでボトルワインをあければ、ワインにもよりますが4~5万はいきます)


その後店を出ていく二人はベタベタと(主に女性が)くっつきながら歩いていきました。

…違和感。


私は男女の友情は成立する派ですし、私自身、男友達と二人で食事にいくこともあります。

でも、星つきレストランにいくかと言われれば…
全額おごってもらうかと言われれば…
そしてベタベタスキンシップをするかと言われれば…

、です。

もう少し「スペシャル感」の低いお店にいくし、多少なりともお金は払うし、過剰なスキンシップはしません。
しかも、自分が婚約中というデリケートな期間。
もしあの二人が「そういう仲」なんだとしたら、婚約云々の話を延々と相談する感覚もよくわからない…


でもこれはあくまでも私の価値観で、世の中にはそれを何らおかしいとは思わない人もいるわけで。そして別にそれは他人から責められるべきことでもないわけです。(婚約者と、男性の妻以外)

いざ目の前で繰り広げられるとびっくりしましたが、「そういう人もいるよな」とするっと流せる柔軟さを身に付けたいものです。



好きじゃないけどね。




思わぬ余興が入った誕生日ディナーでしたが、お料理もお酒も素晴らしく、カトラリーにもすごくこだわられていて、非常に満足度の高い時間でした。
有名店にいくと期待値が高いばかりにがっかりすることもありますが、そんなことも全くなく。
とても足繁くは通えませんが、また何かの折りに思い出を作りに行きたいです。
ご馳走さまでした♡

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女同士の恋愛相談をきいていて、アドバイスが生ぬるいなと思うことがよくあります。

とくに最近よく聞くのがLINEにおける「男の既読スルー」問題。

カフェなんかで女性グループが隣にいて、その中の一人が「気になる彼にメッセージ送っても既読スルーなの…。」と嘆く姿、よくみかけます。

やり取りがある程度続いたところでの既読スルーなら、会話の終わりってことでありだと思います。どちらかが終わらせないと、エンドレスになっちゃいますしね。

でもそもそも返事すらない既読スルーは、脈なしでしょう。

それなのに、
「忙しかっただけだよ!」
「LINEあんま得意じゃない男の人っているし!」
とポジティブな解釈を展開する周りの女性たち。

…うーん。そうかなあ。ホントに忙しくて既読スルー状態になることももちろんあるだろうけど、異性として興味のある相手になら手が空き次第フォロー入れると思うんですよね。
(男性が「わざと焦らす」とか小賢しいテクニックを使ってる場合を除く)
それすらないとなると、「嫌われてる」とは言わないけど「あなたに特別な興味はない」という結論が妥当な気がします。

そう横から口を出したい気持ちをぐっとこらえながら、
なんで現実をびしっと指摘してあげないのかなぁ、まだ付き合い浅いのかなぁなんて、想像を廻らせてしまうのです。



また別の場面では、どうやら不倫しているらしい独身女性&友人

「彼は、奥さんとはうまく行ってないっていうの。」
遊びたい既婚者の常套句その1

「ていうか、そもそも若い頃になんとなく結婚したから、そんなに好きじゃないんだって。」
遊びたい既婚者の常套句その2

9割方嘘だなぁ、そんなこと言いつつある日突然妻に子供できたとか告げられるんだよ…と思いながらなにげなく聞いていると、

「じゃあ、○○とのこと真剣なんじゃない!?頑張って支えてあげれば、奥さんとは別れてずっと一緒にいられるかもよ!?」



いやいやいやいや…!焚き付けてどうする友人!

不倫は損害賠償請求されかねないし若い時代を食い物にされるだけだよ、深入りしないうちに目を覚まして。


と、他人の私が思ってても仕方がなくて、そこの友人、言ってあげようよ。


このときも、付き合いがまだ浅いのか、それとも友人も心底分かってないのか、謎だわ…と思いながら不倫女子の将来を憂いました。



まぁ付き合いの期間がまだ短かったり、会社の同僚という微妙な関係だったり、厳しいことを言うと妬み嫉みと想われたり、女同士の人間関係はむずかしいところもあります。
だからあまりシビアなことが言いづらい関係というのも存在するとは思うんですが、
悩みの渦中でワケわからなくなってる本人に代わって客観的にネガティブな可能性を示唆してあげるのも、友人の大切な役目
だと私は思うんです。
むやみやたらにポジティブに背中を押すだけが友情じゃない。
もしかしたら一時的に「なんでそんな嫌なこと言うの?」と気まずくなるかもしれないけど、後から振り返れば絶対感謝されます。


全国の女子たちよ、友達が大切ならシビアなことも言ってみよう。
「最終的にはあなた本人の意思と判断を尊重するけど、良い可能性悪い可能性どちらもあるよ」と。



幸い、私の周りには温かくも手厳しい女友達がいるので、いつも率直に助言してもらえて助かっています。暴走を止めてくれてありがとう。






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