アラサーライター吉原由梨の 「ようやく大人 まだまだ女」

フリーライター/コラムニスト、吉原由梨のブログです。 Webサイトを中心に執筆しています。 都内の大学法学部卒業後、 ITメーカーOL→ 研究機関秘書職→ 専業主婦→ フリーライター兼主婦 日々感じること、ふとしたことからの気づきを綴っています。恋愛と結婚を含む男女のパートナーシップ、人間関係、心身の健康、家庭と仕事、グルメや読書の話など。美味しいもの、マッサージ、ふなっしー大好き。 Twitter:@yuriyoshihara こちらもお気軽に。

Twitter:@yuriyoshihara 

結婚

結婚を決めるまでシリーズ、今回はインターバル短めで、続きにいきます!

前回はこちら↓
付き合って3週間で結婚を決めるまで~その④~

ーーーーーー
丸ビルをあとにして和田倉噴水公園へ。

この間、ずっと考えていたことがありました。

夫氏と話していると、楽しいし、テンポも話題も価値観も合うし、彼も楽しんでいるのが伝わってきます。
でもいまひとつ、がっと距離をつめてくる感じがないのです。
試しにこちらから五センチくらいつめてみると、五センチ離れていくような。笑
なんだろう、このつかみどころのない感じは…。とちょっと混乱していました。


公園をひとしきりうろうろして、高台から景色を眺め、ベンチに座っても、きっちり15㎝離れて座る夫氏。

うーん、人間としては好かれていても、やっぱり女としては全く見られてないのかな。泣

でも今日が終わったら次いつ会えるかわからないし、
なんといっても香川だし、

そしてこんないい人がいつまでもフリーとは思えないし!
そこらじゅうの女子が狙うよ!

(繰り返しになりますが、夫は特別イケメンだとかモテるとかそういうわけじゃありません。ただ、恋する女子はそう思ってしまうのです。怖いですね。)

よしここは、危険すぎる両刃の剣的武器を使うしかない!!



そう思った私は、バッグのなかに忍ばせていた小さな包みを取り出しました。

「これね、2週間早いけど、チョコ。よかったら食べて。」

そう、その日は1月末。バレンタインまであと2週間もあります。
なのにチョコ!お世話になってるわけでもないのにチョコ!


お、重い。。


「えっ、まじで!?
 ありがとう! 開けていい? 」
と、驚きつつも包みを開ける夫氏。


「ん?これ、もしかして手作り?

「うん、、美味しくなかったらごめん!」
と照れ笑いする私。



…いや、照れてる場合じゃない。重すぎる!!!
地球より重い!!!



どこの女が、同僚でも彼氏でもない男性に、バレンタイン2週間前からチョコを手作りする!?
キモいよ私…。

でもこれは賭けだったんです。
失敗したら完全自滅の両刃の剣ですが、飛び道具を使わないと全く進まない気がして。



救われたのは、「食べていい?」と、夫氏がその場で半分食べてくれたこと。
そして「うまい…!」と心底美味しそうに言ってくれたこと。

もう危険兵器を使ってしまったので半ば「なるようになれ」という心境になり、すっきりした私(笑)

そのあとまた丸ビルに戻って、新幹線の時間までお茶をしながら、またひたすら喋ってました。


楽しい時間はあっという間。
新幹線で、夫氏はまた香川へ舞い戻ります。
私は都内の自宅へ。
帰り道、唯一夫氏への気持ちを打ち明けていた女友達にメールしました。

「Yちゃん、ヤバイ。私完全に、落ちた。」

何事かと返信をくれた友人ですが、ことの顛末を説明すると、
「まぁ彼女と別れたのを報告されて、そのうえで誘われたわけだから割りといいんじゃない?
しかし、チョコは思いきったねw」

ですよね…。

ずーん…。

しかもタチの悪いことに、その半日のデートで、私はさらに夫氏に惚れ込んでしまっていました。やっぱりいいなぁ、と…。
次はいつ会えるんだろう、これからどういう関係になるかなぁ、と何時間もぐるぐる考えていたら、

メール!!

「いま帰りつきました!新幹線の中でチョコ全部食べたけど、ほんと美味しかったよ。これでまた明日から頑張れる。ありがとう!吉原さんも仕事大変なこと多いだろうけど、讃岐の空の下から応援してるよ~!今日は楽しかった!」


…わからん(・∀・)

読めない人だ。



で、翌日から日常再開。
もうメールは来なくなるかもな、と覚悟していたら、
いつも通りくる!
このころにはお互い一日一通ずつが日課になっていました。
よかった、ドン引きされてない…。と、心底ほっとしたものの

特に増えもしないし内容もいままでどおり(笑)

距離は縮まらなかったのか!?
と、チョコの破壊力の意外な小ささに面食らった26歳の私でした。


そこからも何の変化ない日々が続き、じーりじーりと焦らされます。
でも、メールは途切れません。
今日は職場でこんなことがあったとか、お昼は何を食べたかとか、テレビや音楽の話、友達の話…。ほんとに他愛もない内容なんですが、もはや私の生活の一部になっていました。
毎日のエネルギー源。

なので、踏み込みたい気はするけど、下手に踏み込んでいまの関係を壊すのも怖い。
それなら今のままでも… 


そんなふうにモヤモヤする毎日を一月半過ごしたら、
あの日がやってきました。


3.11東日本大震災です。


この日を境に、私たちの関係も不思議な経緯を辿ることになるのですが…
それはまた、べつの日に。












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結婚を決めるまでシリーズ、しばらく間があいてしまったので、
そろそろ続きをば。

前回までの記事はこちら
付き合って3週間で結婚を決めるまで  ② 
香川へ旅立ってしまった夫氏(付き合いたての彼女
持ち)

一瞬で恋に落ち同時に失恋した私は、東京で割りきって日々の仕事と、新たな出会い探しに励みました。

その間、出会った男性は数知れず。
不思議な男性にもたくさん会いました。
「こんなひといるの!?いや、もう私の常識でははかれないんだけど…」と思うような人にも。

そのなかで比較的ちゃんとコミュニケーション成り立ったなぁと思うお相手が、渋谷の某企業にお勤めの方。以前ブログに登場しました。結局なんの実りもありませんでしたが。

ほかに印象に残っているのは、食事に誘われて気軽にいってみたら、
自分の半生をドラマチックに語りながら、板張りのカウンター席でギラギラした目でじりじりじりじりと寄ってきて(恐怖)、彼がトイレにいってる間に座布団を30㎝離した人。
「結婚とか考えてるの?」ときかれて
「うん、そりゃね。いい人が見つかれば。」
そう答えたのが予想外だったようで、
「そ、そ、そうだよね。そういうふうにゆったり構えてる人のほうがいい人と結婚できるよね、うん。」
と気の抜けたフォローの台詞が。

よほど結婚焦ってると踏まれていたようで。
でも当時まだ25でしたから、そんな「誰でもいいから今すぐ結婚したいの!」とはなりません。というか、何歳であってもそんな気持ちで結婚してうまく行くわけない。

世の中いろんな男性がいるよな、つくづく。
と身に染みて感じた期間でした。


そうこうしているうちに、年末になったので実家に帰省しました。
帰省したところでクラス忘年会以外は特にすることもなく、ごろごろ読書などしていたら、ふと思い出したのです。

Iくん、げんきかなぁ…

クリスマスはきっと彼女と過ごしたんだろうなぁ。
でももう年末。実家で暇してるよね、きっと。
遠距離の彼女と年末ずっと一緒ってことはないだろうから、
メールくらい、メールくらいしてもいいよね!?


そう思った私は
「久しぶり!元気~?実家に帰省してるんだけど、意外と暇だよ(笑)」というような軽いメールをドキドキしながら送ってみました。

数十分後、携帯が鳴った!

「お久しぶりです!メールありがとうございます。実家で暇してますよー。




ちなみに、遠距離は続きませんでした。 」


(・∀・)ん?

私いま、空目した?
ゴシゴシ

でも何回読んでも
「遠距離は続きませんでした。」
と書いてある。

つまり、彼女と別れたのね?
あなたいまフリーなのね!?


いやでもフラれて落ち込んでるのかもしれないし、ここは慎重に…
「え、そうなの?残念だったね…」
と返してみたところ、
「いや、もう仕方ないです!縁がなかったんですね~」
とカラッとした返信が。

そんなに落ち込んでもないみたい。

フリーになったということは、誰にも遠慮することなく連絡とれるじゃないか!
メールしていいんだ!

ということで、なんとなくそこからメールのやり取りが始まったのです。
コンスタントに、一日2通ずつくらい。
そのうちに年を越して、お正月にこんなメールが。

「そういえば、今月○日に、友達の結婚式で東京いくんです。翌日、よければご飯でもどうですか?」


ひゃっはーーーーーーっ!!!

嫌われてない、嫌われてない!これは少なくとも人間としては嫌われてないぞ!


というのも、夫氏はわりとそつなく礼儀正しいタイプで、ましてや私はサークルの元先輩。
後先考えると邪険に出来なくてメール返してくれてるのかな、なんてちょっと不安だったんです。

でもわざわざ誘ってくれた。少なくとも嫌々メールしてるんじゃないんだ!
と、ニヤニヤ小躍りしました。


もちろんOKです。というか万障繰りあわせます。
とは返せず、
もっとさりげなさを装ってOKしましたが、浮かれきっていました。


お正月休みも終わって、東京で仕事の日々が再開します。
その間も、すでに決まっていた合コンに励みました(笑) そこで元同僚の女友達から得た貴重かつ超重要な学びがあったのですが、それはまた別の機会に書きますね。
 
そんな日々ですが、頭のなかでは、夫氏とのランチにいったい何を着ていけばいいのやらとそればかり考えています。

なんせ、彼の好みのタイプが全くわからない。

昔、あややこと松浦亜弥さんの歌で
 迷うわ♪セクシーなの、キュートなの、どっちが好きなの~?♪
ってフレーズありましたがまさにそれ!
何もわからない…

大学時代の彼女はどちらかというと可愛い系でしたが、それが好みとも限らないし。
唯一きいた好きな芸能人はテイラー・スウィフトだし。参考にならん、人種からして違う…。

迷ったところで、セクシーにもキュートにもなれるのかと訊かれると、
いや正直なれませんが、
でも、ね。
服とかメイクとか、ちょっとでも好みに近づけたいじゃないですか。
女心です。


そして当日。
迷ったあげく、どちらともつかない中庸な装いで、待ち合わせ場所の丸ビルへ。
バッグのなかには、使うかわからない危険きわまりない武器を忍ばせて。


待ち合わせ場所へ到着すると、夫氏すでに来ています。
「ごめんね!まった??」
「いえいえ、ちょっと早めについちゃったんです。全然大丈夫ですよ☆」

…あぁ、久しぶりにあったけどなんて澄んだ目なんだ…!!
(夫の目は別にいたって普通の目ですが、恋してる女子の目にはこう見えました、はい。)

上の方のフロアにある景色のいいイタリアンに入ることにして、
それぞれのお料理をシェアしながら、ひたすらお喋り。

前の彼女と別れた話も、さらっとだけど聞けました。
遠距離だったことも多少は影響したけれど、それよりもお互いが恋人に求めるものや、付き合うスタンスなんかが一致しなかったそう。なるほど…。
「自分が必要とされてる感じがしなかったんだよね」
←この辺りから段々敬語もとれてくる

ふむ、必要とされてる感を良しとする人なのね!いいねいいね!
私の容量小さい恋愛ハードディスクに、情報ひとつ記憶。

そのあとも、小林麻央・摩耶姉妹の話になったとき、
「姉と妹どっちが好き?」と聞いてみたところ、

「うーん、妹ですかね。なんかこう、夫を立ててる。姉の方は、あのテンション高いキャピキャピ感に俺はついていけなさそう」

いいねいいね!私キャピキャピしてないよ!
ぎゅいーんと、恋愛ハードディスクにまた記憶。


とまあそんな下らない話をしつつも、
お互い故郷が遠いので、東京で独り暮らしだといつまでも「仮住まい」のようで落ち着かない。はやく結婚して根を下ろしたい。
というような真面目な話、
もっと突っ込んだ人生観の話なんかも出来て、

あぁやっぱり価値観が合うなぁ…としみじみしたところでランチ終了。

お天気がよかったので、和田倉噴水公園に散歩にでも行こうということで、お店を後にしました。

武器はまだバッグのなかであるか分からない出番をうかがっています。


長くなってきたので、続きはまた後日!
  







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今日、友達から結婚式のお知らせが届いた。

結婚式やることになったよ!〇月〇日。つきましては、ぜひお越しいただきたく!」

平日昼間、バリバリ働く彼女からのLINEは実にあっさりしたものだ(笑)

それでも低気圧の曇り空に停滞気味だった私のテンションはガガーっとあがる。
「おぉついに!!おめでとう!!! 入籍も同時?」

「んーそこはまだ決まってない。はやく法的に認められたいわぁ。」

スマホの画面に彼女の顔が浮かぶようで笑ってしまった。


それにしても!である。
夏にランチしたときには、まだ白紙だった。
もう五年も付き合っていて、親にも紹介済み。ここ一年ほどは一緒に暮らしているのでまぁこのまま行けば結婚だよねという流れにはなっていたが、彼が近々海外に短期行く予定を控えていることもあって、具体的な日取りなんかはまだ全くだ、と。
「いま必死に外堀埋めてるの。」とメインのお肉をつつきながら言っていた。


どうやら夏の間に外堀どころか内堀も埋まったらしい 笑



結婚のニュースは誰のことでもおめでたいが、彼女のことだと喜びもひとしおだ。


◆◆◆◆◆

彼女と私は中学一年生で同じクラスになって以来の付き合いだ。クラスが同じだったのは実は中一と高三の二年間だけだったのだけれど、別れているときも便箋の裏(表だと罫線が邪魔で字数がかけないから)にびっしり小さい字で書いた手紙を毎日三枚ずつぐらい交換していた。
話題は恋の話から人間関係の悩み、テストの愚痴など…女子中学生によくあるごくごく一般的なもの。思春期の心の友である。
高校の部活も一緒で、高3の全国大会は二人で東京に行ったし、志望校も一緒だったから大学見学もした。
彼女が高3のとき全然勉強しなくて(笑)一年浪人してしまったけど、学部は違えどまた同じ大学に通った。

就職後はお互い忙しくて会うのはほんとたまーに。
でも会えば、なんというか飾らず本来の自分でババーっと喋れる。お互いの思考回路をよく分かっているから話が速い。変な遠慮もいらない。
貴重な存在だ。

でも不思議なことに、彼女と私の性格は全く似ていないのである。
それどころか、真逆に近い。
彼女は楽観的で大胆で、いきすぎるとテキトーで、度胸が据わっていて、豪快である。「緊張って何?」みたいなタイプ。
一方わたしは、悲観的で、心配性で、いきすぎると神経質で、度胸はあるが繊細である。「緊張して吐きそう。」ってなるタイプ。
 
たとえばどこかの城を攻めるとして、最終目標は天守閣。
彼女の場合は、外堀の百メートル手前から馬に乗って走らせ、外堀の手前から天守閣めがけてギャロップさせるような戦術をとる。
私はといえば、外堀から順番にスコップで(ショベルカーではないのがポイント)せっせせっせと埋めていくタイプだ。

物事へのアプローチが全然違う。


だから、私は自分の悩みなんかを彼女に話すと、思ってもみない方向からの回答が返ってきて、
目から鱗が百枚ぐらい落ちそうになる。
「え、そうくる!?」と。

こういうふうに書くと、一見気が合わないようだが、これがかみ合うから不思議である。

むしろ、この真逆さが肝なんだと思う


同じような感性で同じような思考回路を持つ相手との時間は心地よいし、楽だ。
深く共感しあえるし、アドバイスもより腑に落ちやすい。
友人にはこちらのタイプが多い。

一方、真逆の相手だと目から鱗が落ちまくるが
自分の色眼鏡も落ちる。
とくに自分の感覚や思考が偏り過ぎているとき、それをぐぐっと中庸に引き戻してくれる効果がある
「あ、なるほどねー、そういう考え方もあるのか!」と。

どっちが正しいとか間違っているとかではなくて、単に「違う」だけ。
それぞれのアプローチで人生進んでいけばいい。
そして彼女と私は、お互いに足りないところを補い合って来たのだと思う。
「違うよね」ということは二人ともはっきり認めているし、そのうえでお互いをリスペクトしている。

あ、ただし過去の合コンで男性陣が「由梨さんはどんな人なの?」と彼女に振ったとき、
「うーん、何事も『わかってるな~!』って感じ。」と答えたのは勘弁してほしかった笑
全然かわいくないじゃないかー! 笑


◆◆◆◆◆

そんな大胆な彼女だけど、結婚に関してだけは乙女というかしおらしかった。
強引に押し切ることもせず、当初あまり結婚に乗り気でなかった彼氏の気が変わるのを辛抱強く待った。
人目なんて全然気にしない彼女だが、結婚だけはあまり遅くならないうちにどうしてもしたかったそうだ。
会うたびに「結婚したい結婚したい」といっていた(笑)

だから私は正直、彼女がいまの彼の煮え切らなさに愛想をつかして別の人とゴールインする可能性もあるな~なんて考えていたのだが、見事にいまの彼とゴールインへまっしぐらである!
よく粘ったー!本当によかった!



まぁ結婚してからが勝負本番だけどね、という人妻のリアルな呟きは、彼女が無事バージンロードを歩ききるまで、
独り言ととしてそっと胸にしまっておこう。

本当に嬉しい日である。

心を込めて、おめでとう。



18年来の友より。









 
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夫はとにかく仕事が忙しく、平日は深夜にタクシー帰り、土日もほぼ毎週出勤または在宅仕事です。
今日も昼から職場に向かい、夕方家の最寄り駅で待ち合わせて二人で夕食の買い出しにいくことに。(私のささやかな楽しみ)

そのスーパーからの帰り道、
「なんかね、さっきTwitterでみたんだけど、女性は28-29歳がすごくモテて、30歳になるともっとモテるんだって。それで人妻になるとさらにモテるらしいよ!私30歳の人妻なんだけどなぁ…」
とぼやいたら、

「もててるやん!だって、俺がゆりのこと好きで、その俺が365日一緒にいるんやから、それはもててるってことになるんじゃないの?俺一人でかなりの人数分のパワーやぞ!」

と言われて、おぉそうくるかと。
多分Twitterに書かれてたのはそういうことじゃないけど(笑)
夫の言うこともわかります。

7月は、結婚披露宴をした思い出の月。3年前の7月に、ウェディングドレスを着ました。
挙式は家族だけでその半年ほど前にすませたので、挙式・入籍からはあと数ヵ月で4年経ちます。

まだまだ歴史の浅い夫婦ではありますが、4年はひとりの異性に飽きるにはおそらく十分な長さ。その月日を経てもなお、そんな風にいってくれる夫の気持ちが、じんわり嬉しくて心に染みてちょっと一人でこっそりニヤニヤしました。

今夜の献立は
鶏肉とキノコと野菜のトマト煮込み
ゆでブロッコリー
豆腐と納豆とアボカドのサラダ
さつまいもと大根ときのことワカメの味噌汁

和なのか洋なのかどういう取り合わせなのかさっぱりわからん謎の献立と思われるでしょうが、どれも夫の好物でリクエストなのです(^-^;
気分よく、栄養バランスよく好物を食べてもらうのも、激務の夫にしてあげられる妻のささやかな愛情表現かなと。ちなみに私が料理をしている間も、夫は背後で英語と格闘しています。(ほんとお疲れ様…)                                                               
食後は桃を食べながら、ぼーっとテレビをみる。束の間のリラックスタイム。特別なことは何もないけど老夫婦のようなまったり感で隣に好きな人がいるのは悪くないです。
不特定多数にモテない30歳人妻でも、まぁいいかな。

明日からも、お互い元気に平日を過ごせますように。


※ちなみに、私が読んだtweetは、近著『 ぼくは愛を証明しようと思う』が話題の藤沢数希さんのものです。
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さて、
今回は、私と夫のいろいろについて書こうかと。
おそらくこのブログにもちょこちょこ登場するようになると思うのでしっぽフリフリ

うわ、全然興味ないんだけど(´Д`)と思った方、

全力で読み飛ばしてください(笑)


夫と私は大学で出会いました。夫が1年生、私が2年生のときです。(同い年なんですが、夫氏が浪人してたので)

うちの大学には、新入生のクラスごとにお世話係の2年生クラスがあてがわれるシステムがあり、それで偶然夫のクラスの世話係になったのが私のクラスでした。
なので、お互い顔と名前は知ってたんですが、言葉を交わしたこと…あったかな?

しかもこれまた偶然にも同じサークルに所属。でもとくに会話なし。


この頃の夫との思い出といえば、家の最寄りのオ○ジン弁当でバッタリ会ってしまったことくらいです。(せめてスーパーがよかった…)

そんなこんなしてるうちに卒業し、私は就職、夫は進学

結局、距離縮まらず。
お互いお付き合いしていた相手がいたのも一因かもしれません。


働き始めたら、仕事のことや体調のことでもういっぱいいっぱい。
夫の存在なんて全くイチミリも思い出しもしませんでした。
私は、その頃ずっとお付き合いしていた彼と結婚するんだろうな~、となんとなく考えていて、お互い親にも紹介済み。このまま進むだろう、と思っていたら、


突然の「もう終わりにしよう宣告」!!ショック!

いまだに彼の心変わりの本当の理由は分かりませんが、20代前半をほぼ全てともに過ごした恋人にふられたわけで…。
地獄を味わいましたガーン
田舎の親へどう説明したもんか、
ていうかそれ以前に私がつらいし、
てことは結婚相手ゼロから探し直し?
どこにそんな余裕あるよ?
はじめましてから関係積み上げていくの面倒くさい…
てか仕事きつい…

完全に憔悴しきって、体調も悪くなるばかり。

そんなとき、頼りになるのはやっぱり女友達ですね。ひたすら絶望している私を慰め、不毛な愚痴を辛抱強く聞き、外へ連れ出し、合コンにもがんがん誘ってくれました。
このとき支えてくれた友達には、感謝してもしてもしきれません。

この頃は本当に辛くて、辛さをまぎらわしに合コンに行っていたようなものでしたが、
いま思うと、
この頃の経験が私に「世の中の男性」というものを知る機会をくれたと思います。

もともと私は身近な人を好きになるタイプ。
学生時代の彼氏はみんな同じ学校、同じクラスやら同じサークル、同じゼミ。華の女子大生のはずが在学中合コンには2回しか行きませんでした。しかも両方幹事ww 

そんな学生時代だったので、世間一般の男性というものを全然知らなかったんです。
職場も女性が多く、男性は父親くらいのオジサマがほとんど。参考になりません。

なので、この時期に世間一般のいろいろな男性を見られたことが、私に「男性観察力」のようなものをつけてくれたかな、とも思っています。
変な男性にもたーくさん出会ったので、それはまた後日(笑)

と同時に、自分のなかで「こういう人と結婚したい」というのがだんだんとハッキリしてきました。それまでも漠然とはイメージはあったのですが、「どうにも違う」男性たちとデートすればするほど、自分が何を求めているのかが意識できるんですよね。
「あ、この人のこういうとこが嫌なんだ」

「つまり、その逆の人を求めてるのね」
といった具合に…。


結構条件がたまってきたので、頭を整理するために紙に書き出しました。
○ポジティブチェック
○ネガティブチェック
○家庭環境
○学歴
○職業、経済力
○容姿
○性格
たしかこんな感じでした。

ちなみにネガティブチェックは、
三大宗教以外にハマっていない、タバコを吸わない、マザコンじゃない、DV男じゃない、ギャンブルしない 
とかだった気がします。
(友達には、そっから!?っていわれました笑)

夫が文面から姿を消して随分たちますが、
そろそろ出番です。
でも、今回は長くなったので、この辺でニコニコ

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