私には高校時代、三年間かけて壮大なすれ違いを繰り広げた相手がいる。
お互い結構な年月真剣に好きだったのに、きちんと心が通ったのは三日間くらい?というすれ違いっぷり。
そのころの記憶は、今でも思い出すとお互い苦笑いしながらもちょっと甘酸っぱいような、不思議な思い出だ。
もちろん今更どうこうなろうという気持ちは全くないけれど、共通コミュニティーにいるのでお互いそれなりに近況は入ってくる。
そんな彼と、一年ほど前に約10年ぶりに再会する機会があった。
何人かで会ったので、「甘酸っぱい思い出」の話なんか出るわけもなく、ケーキを食べながら、いまだ独身の彼の最近の婚活話を爆笑交じりに聞いていた。この10年彼も公私ともにいろいろあったようで、ストレスで味覚障害になったり、真剣に結婚を考えた相手との別れがあったり、焦ったお姉さんにつめよられたり、波乱万丈だった。
2~3時間盛り上がったあと解散の流れになり、なんとなく二人で並んで歩く瞬間があった。
「ねぇ、ほんとお願いだからいい人と結婚してよね。」と私。
「うん、ほんと頑張るわ―。」と彼。
そろそろ解禁かな?と思い、
「だってさ、ほら。一度は自分が好きになって好きになられた相手だよ?幸せになってほしいし、見る目あったなって思いたいよ。」
「うん。だよね。俺もそれ思う。まじプレッシャーだわー。あー!」
そこまで話してお互い笑って「じゃーねー」と別れた。
未だ彼から「結婚します」の連絡はないので、悪戦苦闘中なのであろう。
帰り際彼にかけた言葉は私の本音で、
よく「元彼が自分よりいい女と結婚した!むかつく!悔しい!」という人がいる。
気持ちは分からないでもないが、私はどちらかというと逆だ。
いっときのこととはいえ、一度は好きになり、自分を好きになってくれた人である。
幸せになってほしいし、
素敵な女性と結婚してほしい。
勝手な話ではあるがその方が、「やっぱりこの人には女性を見る目があったのね」と彼の再評価と自分自身の心の平和につながるし、
「そんな人に恋して良かった」と思い出もまた美しくなる。
なぜなら、異性の好みや結婚相手の選択は、その人の価値観そのものだからだ。パートナーを見れば、その人の人生における優先順位や感性が、プロジェクターでスクリーンに映し出されたかのように明白に見えてくる。
少し話がそれるが大好きな俳優・堺雅人さんがご結婚されたとき、ショックで一週間立ち直れなかった。が、お相手が菅野美穂さんということで「やっぱり、彼は役者としての魅力だけでなく、女性を見る目もあったのか。」とますます好きになった。エッセイ本などで彼の文章から伝わってくる何とも言えない品性や思考回路、独特の感性に惹かれていたが、きわめつけに生涯の伴侶に菅野美穂さんを選ぶ。役柄越しでない彼の価値観がまざまざと見えてくる。来年の大河ドラマも一層楽しみだ。
同年代や年上ばかりの元彼は、ほとんど結婚した。パパになった人もいる。
自分が失恋した直後にそのうちの一人が結婚したニュースを聞いたときはさすがにへこんだけれど(笑)、お相手がとても美しく、知性的で、気立てのよい女性だったと結婚式に列席した共通の友人から後日聞いて嬉しかった。
私が知る範囲では、いまのところ元彼たちの奥様事情は良好である(笑)
昔の男の今の女は、美しければ美しいほど、気立てが良ければ良いほど、そして才媛であればあるほど良い。
なんなら、「これは私は絶対にかなわないな」と思う何かを持っている人でもいい。
これが私の持論である。
ただしこれは、強烈な嫌悪感なく別れられた相手のみだろう。
残念ながら、「もう顔も見たくない」「黒歴史」レベルまで嫌いになって別れた男性の幸せは祈れないし、見る目があったかどうかなんてどうでもいい。
あくまで、別れてしまったけれど、いい人だったなと思える人限定だ。
所詮、私も「好き嫌い」に左右されるちっちゃい女なので。
残る方々。絶対にここは見ていないだろうけど、素敵な女性と結ばれることを願っている過去の女がここにいますよ。好みがややこしそうな人ばっかり残ってるけど、そのうち、運命だと思える女性を伴侶にしてね。
追記 :「そんなに元カレと連絡とってるの?」との反応をうけて、弁明をば(^^;)
私は昔から身近なところで恋をするので、大抵の人とは共通の知人友人が山ほどおり、誰かの結婚式、サークルの同期会、ゼミのOB会などオフィシャルな集まりから忘年会に至るまで、顔を合わすこともなくはないうえ、仲間内で誰かが結婚すればバーっとFacebook上で写真やコメントが流れるので、直接繋がっていなくてもわかるのです。
ということでご理解いただければ。。
お互い結構な年月真剣に好きだったのに、きちんと心が通ったのは三日間くらい?というすれ違いっぷり。
そのころの記憶は、今でも思い出すとお互い苦笑いしながらもちょっと甘酸っぱいような、不思議な思い出だ。
もちろん今更どうこうなろうという気持ちは全くないけれど、共通コミュニティーにいるのでお互いそれなりに近況は入ってくる。
そんな彼と、一年ほど前に約10年ぶりに再会する機会があった。
何人かで会ったので、「甘酸っぱい思い出」の話なんか出るわけもなく、ケーキを食べながら、いまだ独身の彼の最近の婚活話を爆笑交じりに聞いていた。この10年彼も公私ともにいろいろあったようで、ストレスで味覚障害になったり、真剣に結婚を考えた相手との別れがあったり、焦ったお姉さんにつめよられたり、波乱万丈だった。
2~3時間盛り上がったあと解散の流れになり、なんとなく二人で並んで歩く瞬間があった。
「ねぇ、ほんとお願いだからいい人と結婚してよね。」と私。
「うん、ほんと頑張るわ―。」と彼。
そろそろ解禁かな?と思い、
「だってさ、ほら。一度は自分が好きになって好きになられた相手だよ?幸せになってほしいし、見る目あったなって思いたいよ。」
「うん。だよね。俺もそれ思う。まじプレッシャーだわー。あー!」
そこまで話してお互い笑って「じゃーねー」と別れた。
未だ彼から「結婚します」の連絡はないので、悪戦苦闘中なのであろう。
帰り際彼にかけた言葉は私の本音で、
よく「元彼が自分よりいい女と結婚した!むかつく!悔しい!」という人がいる。
気持ちは分からないでもないが、私はどちらかというと逆だ。
いっときのこととはいえ、一度は好きになり、自分を好きになってくれた人である。
幸せになってほしいし、
素敵な女性と結婚してほしい。
勝手な話ではあるがその方が、「やっぱりこの人には女性を見る目があったのね」と彼の再評価と自分自身の心の平和につながるし、
「そんな人に恋して良かった」と思い出もまた美しくなる。
なぜなら、異性の好みや結婚相手の選択は、その人の価値観そのものだからだ。パートナーを見れば、その人の人生における優先順位や感性が、プロジェクターでスクリーンに映し出されたかのように明白に見えてくる。
少し話がそれるが大好きな俳優・堺雅人さんがご結婚されたとき、ショックで一週間立ち直れなかった。が、お相手が菅野美穂さんということで「やっぱり、彼は役者としての魅力だけでなく、女性を見る目もあったのか。」とますます好きになった。エッセイ本などで彼の文章から伝わってくる何とも言えない品性や思考回路、独特の感性に惹かれていたが、きわめつけに生涯の伴侶に菅野美穂さんを選ぶ。役柄越しでない彼の価値観がまざまざと見えてくる。来年の大河ドラマも一層楽しみだ。
同年代や年上ばかりの元彼は、ほとんど結婚した。パパになった人もいる。
自分が失恋した直後にそのうちの一人が結婚したニュースを聞いたときはさすがにへこんだけれど(笑)、お相手がとても美しく、知性的で、気立てのよい女性だったと結婚式に列席した共通の友人から後日聞いて嬉しかった。
私が知る範囲では、いまのところ元彼たちの奥様事情は良好である(笑)
昔の男の今の女は、美しければ美しいほど、気立てが良ければ良いほど、そして才媛であればあるほど良い。
なんなら、「これは私は絶対にかなわないな」と思う何かを持っている人でもいい。
これが私の持論である。
ただしこれは、強烈な嫌悪感なく別れられた相手のみだろう。
残念ながら、「もう顔も見たくない」「黒歴史」レベルまで嫌いになって別れた男性の幸せは祈れないし、見る目があったかどうかなんてどうでもいい。
あくまで、別れてしまったけれど、いい人だったなと思える人限定だ。
所詮、私も「好き嫌い」に左右されるちっちゃい女なので。
残る方々。絶対にここは見ていないだろうけど、素敵な女性と結ばれることを願っている過去の女がここにいますよ。好みがややこしそうな人ばっかり残ってるけど、そのうち、運命だと思える女性を伴侶にしてね。
追記 :「そんなに元カレと連絡とってるの?」との反応をうけて、弁明をば(^^;)
私は昔から身近なところで恋をするので、大抵の人とは共通の知人友人が山ほどおり、誰かの結婚式、サークルの同期会、ゼミのOB会などオフィシャルな集まりから忘年会に至るまで、顔を合わすこともなくはないうえ、仲間内で誰かが結婚すればバーっとFacebook上で写真やコメントが流れるので、直接繋がっていなくてもわかるのです。
ということでご理解いただければ。。