アラサーライター吉原由梨の 「ようやく大人 まだまだ女」

フリーライター/コラムニスト、吉原由梨のブログです。 Webサイトを中心に執筆しています。 都内の大学法学部卒業後、 ITメーカーOL→ 研究機関秘書職→ 専業主婦→ フリーライター兼主婦 日々感じること、ふとしたことからの気づきを綴っています。恋愛と結婚を含む男女のパートナーシップ、人間関係、心身の健康、家庭と仕事、グルメや読書の話など。美味しいもの、マッサージ、ふなっしー大好き。 Twitter:@yuriyoshihara こちらもお気軽に。

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不倫

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不倫スキャンダルはもういい。
盛り上がりすぎだ。

週刊誌が絶妙なタイミングで続報を出す。ワイドショーがそれを取り上げる。ツイッターはまたしても、叩き大喜利合戦で埋まる。

確かに不倫はよくない。倫理に反するから不倫。人の倫(みち)にあらず、で不倫。傷つく人もいる。
当事者が悪くないとかそんなことは決して言えない。擁護するつもりはない。
でも、それにしたって騒ぎすぎだろう。


●スキャンダルを好き放題批判してる人たちに問いたい。
倫理をおかしたことは一度もないの?人を傷つけたことは全くないの?
胸を張って「無い」と言える人がどれほどいるんだろう。
法律の世界で言えばクリーン・ハンズの原則(悪いことをしている者に他人を訴える権利は無い)、イエス・キリストの言葉を借りれば「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」だ(その時代、姦通罪を犯した女は、石打ちの刑とされていた)。

犯罪でもなければ自分と直接の関わりのない他人の行為を、大仰に批判できるほど、みな品行方正なのか。


社会的制裁はもう十分だろう。あとは当事者間で解決すればいい問題だ。


●マスコミの報道がくだらないと嘆く人が多い。
気持ちはおおいにわかる。もっと取り上げるべきことはあるだろうと私も思う。第四の権力としての使命を全うしてほしい。(正確にいうと、マスメディアか)
でも現実問題、民放はビジネスだ。視聴率から算出される広告料で利益を上げている。視聴率がとれないことには経営が成り立たない。

そして忘れがちなのが、「視聴率がとれる=人々がみてくれている」ということだ。本当に皆が、スキャンダルなどくだらない、見る価値無しと思えば、視聴率は下がる。そうすればスキャンダルを取り扱う頻度も時間も減るだろう。
見たがる人がいるから、流れる。マスコミを「マスゴミ」にしてしまう一端を視聴者も担っていることを、忘れてはいけない。
私たちはもっと、賢くならなきゃいけない。

     ーーーーー
スキャンダラスな話題を隠れ蓑に、重要な政治的決定が進められているのでは、と危ぶむ皆さん(私もその一人)。
こうなったら国会中継を録画して見ましょう。それが1番確実かと。

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女同士の恋愛相談をきいていて、アドバイスが生ぬるいなと思うことがよくあります。

とくに最近よく聞くのがLINEにおける「男の既読スルー」問題。

カフェなんかで女性グループが隣にいて、その中の一人が「気になる彼にメッセージ送っても既読スルーなの…。」と嘆く姿、よくみかけます。

やり取りがある程度続いたところでの既読スルーなら、会話の終わりってことでありだと思います。どちらかが終わらせないと、エンドレスになっちゃいますしね。

でもそもそも返事すらない既読スルーは、脈なしでしょう。

それなのに、
「忙しかっただけだよ!」
「LINEあんま得意じゃない男の人っているし!」
とポジティブな解釈を展開する周りの女性たち。

…うーん。そうかなあ。ホントに忙しくて既読スルー状態になることももちろんあるだろうけど、異性として興味のある相手になら手が空き次第フォロー入れると思うんですよね。
(男性が「わざと焦らす」とか小賢しいテクニックを使ってる場合を除く)
それすらないとなると、「嫌われてる」とは言わないけど「あなたに特別な興味はない」という結論が妥当な気がします。

そう横から口を出したい気持ちをぐっとこらえながら、
なんで現実をびしっと指摘してあげないのかなぁ、まだ付き合い浅いのかなぁなんて、想像を廻らせてしまうのです。



また別の場面では、どうやら不倫しているらしい独身女性&友人

「彼は、奥さんとはうまく行ってないっていうの。」
遊びたい既婚者の常套句その1

「ていうか、そもそも若い頃になんとなく結婚したから、そんなに好きじゃないんだって。」
遊びたい既婚者の常套句その2

9割方嘘だなぁ、そんなこと言いつつある日突然妻に子供できたとか告げられるんだよ…と思いながらなにげなく聞いていると、

「じゃあ、○○とのこと真剣なんじゃない!?頑張って支えてあげれば、奥さんとは別れてずっと一緒にいられるかもよ!?」



いやいやいやいや…!焚き付けてどうする友人!

不倫は損害賠償請求されかねないし若い時代を食い物にされるだけだよ、深入りしないうちに目を覚まして。


と、他人の私が思ってても仕方がなくて、そこの友人、言ってあげようよ。


このときも、付き合いがまだ浅いのか、それとも友人も心底分かってないのか、謎だわ…と思いながら不倫女子の将来を憂いました。



まぁ付き合いの期間がまだ短かったり、会社の同僚という微妙な関係だったり、厳しいことを言うと妬み嫉みと想われたり、女同士の人間関係はむずかしいところもあります。
だからあまりシビアなことが言いづらい関係というのも存在するとは思うんですが、
悩みの渦中でワケわからなくなってる本人に代わって客観的にネガティブな可能性を示唆してあげるのも、友人の大切な役目
だと私は思うんです。
むやみやたらにポジティブに背中を押すだけが友情じゃない。
もしかしたら一時的に「なんでそんな嫌なこと言うの?」と気まずくなるかもしれないけど、後から振り返れば絶対感謝されます。


全国の女子たちよ、友達が大切ならシビアなことも言ってみよう。
「最終的にはあなた本人の意思と判断を尊重するけど、良い可能性悪い可能性どちらもあるよ」と。



幸い、私の周りには温かくも手厳しい女友達がいるので、いつも率直に助言してもらえて助かっています。暴走を止めてくれてありがとう。






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