うちの夫の好きな食べ物は、
1位 カレー
2位 やきそば
3位 餃子
である。ちなみに30歳である。
なぜこんな男子中学生のような好きな食べ物ランキングをこの歳まで維持しているのか謎だが、本人の自由なので別に構わない。
日頃忙しくしている夫に好きなものを食べて喜んでもらおうと、新婚当初は私も積極的にこれらを作っていた。
が、眺めていただければ分かるように、どれも「ヘルシー」とは程遠いメニュー。
しかも朝から深夜までの座りっぱなしの仕事、多忙による運動不足、仕事関係の会食のトリプルパンチで夫の体重は徐々に徐々に増えていき、ついに去年の春の健康診断で「要精密検査」にひっかかったのである。
その項目
脂肪肝の疑い
肝機能数値異常
尿酸値高すぎ
中性脂肪多すぎ
コレステロール値異常
…
いや、50代のおじさまの健康診断ならわかる。
29歳が持って帰る診断結果じゃないよね!?
なにやら職場の同期はみんな似たような結果らしく、
「あいつのほうが尿酸値おれより高かったよ!」
などと主張するのだが、
そんなの目くそ鼻く…じゃなく、50歩100歩である。
とにかく再検査させないといけないので、いやがる夫に半ば無理矢理病院を予約させ、当日は医師の話を漏れ無く聞くために私も同行。ほら、食事指導とかあるかもしれないし。
診察室へ入ると、
医者「えーっと、これ、脂肪肝ですね」
えっ、エコーもせず決定??
医者「とりあえず、痩せてください。油ものを控えて、運動する。1ヶ月それで頑張って、検査してまだだめなら本格的に栄養士の指導を入れましょう」
はい!
医者「尿酸値もね…痩せれば下がると思うんだよね。50代なら薬出すけど、29でしょ??まだ出したくないなぁ」
良心的なお医者様の判断により、投薬はなく、とにかく
「痩せろ」
それ一点のみ。
この一ヶ月で夫の体重を減らし、肝臓を脱・フォアグラさせねば!
栄養士指導なんて妻の沽券にかかわるわ。と固く心に誓ったのである。
そこから、私たち夫婦のダイエット生活が始まった。
朝、グリーンスムージー
昼、栄養バランスが計算された仕出し弁当。揚げ物は残す。
夜、平日外で食べるときは揚げ物禁止、食物繊維や汁物から食べる、炭水化物控え目
家での食事は、魚、野菜、大豆製品を中心に、こんにゃくや海草などのダイエット向き食材も存分に使った。肉は鳥むね肉またはササミ中心。
ビールはプリン体ゼロか、オールフリー。
昼間の水分補給は無糖の炭酸水。
ハードワークでこの食生活は結構きつかったと思う。食べてストレス発散!が出来ないので。
しかも、冒頭の夫の好物はどれも禁忌である。なにしろ糖質と脂質のかたまりばかり。脱・フォアグラを目指す人間が食べるものではない。
それにプラスして、運動。
折しも家のそばに24時間openのフィットネスジムが出来ていて、比較的料金も安い。
これはもう行くしか無いだろうということで、二人して入会し、週末に一緒にせっせと通った。
夫はたまに早く帰れた日は、帰宅後ちょっと走りにいくように頑張っていたようだ。
難しいのが職場関係の会食で、コース料理だと残すわけにも行かないし、お酒も飲まないわけにもいかない。
もうこれはどうしようもないので諦めて、せめてメインは魚を選ぶとか、ビールでなくワインにするとかできる範囲の工夫を。
そんな生活を1ヶ月続け、いよいよ運命の検査日!
この日も、夫にとって都合の悪い医師の言葉を聞き漏らすわけにはいかないので同行(笑)
夫は病院嫌いなので、ともすれば自分に都合の悪いことは私に伝えないのだ。←小学生か…
朝イチで採決してもらって、30分後に診察。
ドキドキしながら診察室にはいると、
医師「えーとね、イヤー頑張りましたね!見事に全部正常値の範囲内!」
まじですか!?
医師「だいぶ体重も落ちた?」
夫「はい、四キロ落ちました」
医師「はぁ~、若さだねえ。これなら大丈夫。キープするよう気をつけてください」
やった~~~!
脱・フォアグラ達成!
お会計を済ませる頃にはすっかり元気になって調子に乗っている夫
「一年間不摂生してもさ、1ヶ月頑張れば戻せるってことやな~!」
まずい、不摂生に舞い戻るつもりだ…
「でもこの1ヶ月つらかったでしょ?せっかくの休みなのに朝から病院いって、お酒もご飯も超節制して。日頃から少しずつ気を付けてれば、こんな思いもうせんでいいんよ?」
とかなんとか必死に説得し、
キープしてもらえるよう促す。
その後は普通にお酒も飲むようになったし、極端な節制もしなくなった。でも殺人的に多忙な時期以外は週1のジムを続けて、食べる順番も意識しているみたい。
先月、今年度の健康診断があった。
直前は必死におやつや夜食を我慢したり食事を工夫したり自らいろいろ調整していたが、いまのところ結果は知らされていない。
…隠してるのかな。
またフォアグラになってないことを祈るばかりである。
健康体なら、こんな美味しいものも食べられるしねっ
1位 カレー
2位 やきそば
3位 餃子
である。ちなみに30歳である。
なぜこんな男子中学生のような好きな食べ物ランキングをこの歳まで維持しているのか謎だが、本人の自由なので別に構わない。
日頃忙しくしている夫に好きなものを食べて喜んでもらおうと、新婚当初は私も積極的にこれらを作っていた。
が、眺めていただければ分かるように、どれも「ヘルシー」とは程遠いメニュー。
しかも朝から深夜までの座りっぱなしの仕事、多忙による運動不足、仕事関係の会食のトリプルパンチで夫の体重は徐々に徐々に増えていき、ついに去年の春の健康診断で「要精密検査」にひっかかったのである。
その項目
脂肪肝の疑い
肝機能数値異常
尿酸値高すぎ
中性脂肪多すぎ
コレステロール値異常
…
いや、50代のおじさまの健康診断ならわかる。
29歳が持って帰る診断結果じゃないよね!?
なにやら職場の同期はみんな似たような結果らしく、
「あいつのほうが尿酸値おれより高かったよ!」
などと主張するのだが、
そんなの目くそ鼻く…じゃなく、50歩100歩である。
とにかく再検査させないといけないので、いやがる夫に半ば無理矢理病院を予約させ、当日は医師の話を漏れ無く聞くために私も同行。ほら、食事指導とかあるかもしれないし。
診察室へ入ると、
医者「えーっと、これ、脂肪肝ですね」
えっ、エコーもせず決定??
医者「とりあえず、痩せてください。油ものを控えて、運動する。1ヶ月それで頑張って、検査してまだだめなら本格的に栄養士の指導を入れましょう」
はい!
医者「尿酸値もね…痩せれば下がると思うんだよね。50代なら薬出すけど、29でしょ??まだ出したくないなぁ」
良心的なお医者様の判断により、投薬はなく、とにかく
「痩せろ」
それ一点のみ。
この一ヶ月で夫の体重を減らし、肝臓を脱・フォアグラさせねば!
栄養士指導なんて妻の沽券にかかわるわ。と固く心に誓ったのである。
そこから、私たち夫婦のダイエット生活が始まった。
朝、グリーンスムージー
昼、栄養バランスが計算された仕出し弁当。揚げ物は残す。
夜、平日外で食べるときは揚げ物禁止、食物繊維や汁物から食べる、炭水化物控え目
家での食事は、魚、野菜、大豆製品を中心に、こんにゃくや海草などのダイエット向き食材も存分に使った。肉は鳥むね肉またはササミ中心。
ビールはプリン体ゼロか、オールフリー。
昼間の水分補給は無糖の炭酸水。
ハードワークでこの食生活は結構きつかったと思う。食べてストレス発散!が出来ないので。
しかも、冒頭の夫の好物はどれも禁忌である。なにしろ糖質と脂質のかたまりばかり。脱・フォアグラを目指す人間が食べるものではない。
それにプラスして、運動。
折しも家のそばに24時間openのフィットネスジムが出来ていて、比較的料金も安い。
これはもう行くしか無いだろうということで、二人して入会し、週末に一緒にせっせと通った。
夫はたまに早く帰れた日は、帰宅後ちょっと走りにいくように頑張っていたようだ。
難しいのが職場関係の会食で、コース料理だと残すわけにも行かないし、お酒も飲まないわけにもいかない。
もうこれはどうしようもないので諦めて、せめてメインは魚を選ぶとか、ビールでなくワインにするとかできる範囲の工夫を。
そんな生活を1ヶ月続け、いよいよ運命の検査日!
この日も、夫にとって都合の悪い医師の言葉を聞き漏らすわけにはいかないので同行(笑)
夫は病院嫌いなので、ともすれば自分に都合の悪いことは私に伝えないのだ。←小学生か…
朝イチで採決してもらって、30分後に診察。
ドキドキしながら診察室にはいると、
医師「えーとね、イヤー頑張りましたね!見事に全部正常値の範囲内!」
まじですか!?
医師「だいぶ体重も落ちた?」
夫「はい、四キロ落ちました」
医師「はぁ~、若さだねえ。これなら大丈夫。キープするよう気をつけてください」
やった~~~!
脱・フォアグラ達成!
お会計を済ませる頃にはすっかり元気になって調子に乗っている夫
「一年間不摂生してもさ、1ヶ月頑張れば戻せるってことやな~!」
まずい、不摂生に舞い戻るつもりだ…
「でもこの1ヶ月つらかったでしょ?せっかくの休みなのに朝から病院いって、お酒もご飯も超節制して。日頃から少しずつ気を付けてれば、こんな思いもうせんでいいんよ?」
とかなんとか必死に説得し、
キープしてもらえるよう促す。
その後は普通にお酒も飲むようになったし、極端な節制もしなくなった。でも殺人的に多忙な時期以外は週1のジムを続けて、食べる順番も意識しているみたい。
先月、今年度の健康診断があった。
直前は必死におやつや夜食を我慢したり食事を工夫したり自らいろいろ調整していたが、いまのところ結果は知らされていない。
…隠してるのかな。
またフォアグラになってないことを祈るばかりである。
健康体なら、こんな美味しいものも食べられるしねっ