32になって変わったこと。
下着の選び方。
image

盛りたかった頃
その昔20代の頃は、小ぶりな胸をなんとか形よくボリューミーに見せようと、がっつりパッドが入っててワイヤーがしっかり入ってるブラジャーを選んでた。「盛る」ってやつですね。
やっぱり胸は豊かなほうが、モテるんじゃないか……という女ゴコロの結果です。
パンツスタイルのときはお尻を形よく見せようと、ガードルも履いてました。


あれから10年。下着選びの基準は。
パッドは入っててもなくてもどっちでもいい。
ワイヤーはいらない、もしワイヤー入りならあばらに食い込むようなようなゴツいんじゃなくて、柔らかいもの。

つけ心地がやさしいもの。

そして何より、デザインがオンナっぽくて色っぽいもの。
レース1枚で仕上げたようなブラジャーなんて最高。
盛る機能は多分1ミリもないけど、最低限、バストが揺れてクーパー筋が損傷するのを防いでくれればそれでいい。私は肌が白いので、濃い色が肌に映えるらしく、最近はシックネイビーとか、ローズに惹かれます。(薄着の季節になったらどうしよう。透けるよね。そのとき考えるか)

ちなみにガードルは家に1枚もありません。
かわりにガーターベルトがやって来ました。


・なんで変わったのかなぁと考えてみ
1つは、結婚したから。 
胸を盛って、ガードルでくびれを作って、いつ出会うかわからない素敵な異性のために備えておく必要がひとまず無くなったから、だと思う。

もう1つは、「ボディラインが崩れたら下着に頼ればいい、なんて思うなよっていう自分への戒めです。
「背中の肉も集められるブラ!」「お腹を凹ませる胸下からのガードル!」優秀そうな補正下着が巷にはたくさんありますが、
そんなものに頼らず、ダイエットしろ、筋トレしろ、緊張感をもって過ごせ。せっかくココ・シャネルのおかげでコルセットから解放されたのに、なぜ自らあんなボディスーツで体を締め付けるんだー! 
華奢で繊細で頼りない下着ではごまかしがきかないから、カラダを整えるモチベーション……というか危機感を煽ってくれる。


最後に、女である自覚をいつまでも無くさないため。
ひとまずパートナー探しから解放されると、すっかり安心しちゃって、下手すればオバサン路線まっしぐら。所帯染み放題。……おそろしい。
リラックスできる関係は最高だけど、ちゃんと男と女でいたい。女を捨ててはダメ。
綺麗な下着を手にとって眺めるたびに、そして身につけるたびに、自分の中の女スイッチがオンになる。
ベージュのでっかいスポブラ着けてるときと、繊細なレースのブラをつけてるときとじゃ、自然に出る表情もきっと違うはず。

「最近、女成分減ってきてる気がする……」そんなときは、まずは一組、眺めてるだけで幸せな繊細で美しい下着を揃えてみる。これ、わりと効きます。

image