MERYの記事をきっかけに、女性が食事の取り分けをするべき云々が大炎上してます。最近その手の話題にネット社会は敏感ですよね。フェミニズムとか、男尊女卑とか。

といっても私はTwitterで見てるだけなので、ノイジーマイノリティが目立ってるだけで、日本社会全体の風潮というのはまだネットで見てるほどにはこのテーマについて熱くないんだろうなぁとも思っています。実際、職場の食事会で当たり前のようにお酌や取り分けをしている女性は多いし、地域によっての違いもありますし。
ただ、「現状こうである」というのと「こうあるべき」は違うので、女の子向けキュレーションメディアが「こうあるべき」と旧態依然としたスタイルを推しちゃったのは、そりゃ反感買うだろうなぁと眺めています。

それよりも、すでにBLOGOSなどでも指摘されていますが、過去にMERYでは「サラダ取り分けない系女子」という内容の記事を載せていて、それが今回の記事とはほぼ反対の趣旨なんですね。そこのメディアとしての一貫性はどうなんだろう、とそっちが気になります。

MERYはキュレーションメディアで、山ほどいるキュレーターさんがそれぞれ書いてくる原稿を編集部がチェック&手直しして公開してるんだろうなとフローが予想できるんですが、そういうフローだと、そりゃ書く人が違えばお互いに矛盾した記事がうまれると思います。そこを、編集部は調整しないんだろうか……というのが疑問で。
たとえば、エッセイをたくさん載せているメディアなら、それぞれの書き手の言うことが矛盾してても読み手はあまり違和感ないですよね? だって、エッセイだから。書き手の主観が押し出されてていい。
でも、あくまでも私の個人的な印象ですがMERYは「情報」としての側面が強いので、読み手が「どっちやねん!」て言いたくなる今回みたいな事象は、メディアのイメージとか、信頼性にすごく傷がつくんじゃないかと勝手に想像しています。せっかく、知名度も高いし、紙媒体も出たし、ちょっと無双感漂ってたのに。

運営や編集部の方にきいてみたい。
「キュレーションメディアだから、それぞれの書き手のまとめたことを、うちが再度まとめてるだけ。だから同じテーマについてあらゆる結論の記事があって良い」
という方針なのか、
「そりゃ一貫性を保てるようチェックしたいけど、マンパワーが足りないよ…」
なのか、
「いつもチェックしてるんだけど、今回はうっかり」
なのか、
まさかの
「炎上キター! PVあがればなんでもよし! ガンガン矛盾させよう!」
なのか。(最後のはさすがに無いと信じてますが)


ちなみに私は、取り分けが上手にできない(微妙にテーブルにこぼす)、ビールを注げば半分泡になる等、取り分けの適性が限りなく低いのでおまかせしてしまうタイプです。こんなの↓とかとくに難易度高いよ!
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